百合といっても、片想いのお話なので、
性別に関係なく、万人が共感できる内容です^^
しかも、地の文を丁寧に考えて綴られた文体が、内容に合っていて素敵です。
この話の一番の見どころは、主人公が想いを寄せる相手――京香先輩の魅力でしょう。
同じ剣道部に所属する京香先輩の人物像が美しく描写されており、読み手に彼女の魅力がよく伝わる書き方だと思いました。
特に、京香先輩の口元の描写が印象的で、彼女の感情をうまく表現されている文章力の高い作品です。
掌編小説なので、地の文が多い文章に免疫がない方でも、さらっと読めると思います。
是非、ご一読ください^^