15話 その後

なんやかんやあったが、会議は終わり、無事にお開きとなった。

そして今、帰りの飛行船内で、咲衣が俺に頭を下げて来ていた。

「ごめんなーさぁーいー」

そんなふうに泣きながら言ってくるのだ

咲衣は今回の活動の際、兵庫支部の人達にプチ切れたらしく、それで俺から、怒られると思っていたらしい。

「別に怒ってないから顔を上げてよ」

「迅くんには、嫌われたくないの〜」

そんなやり取りわしていると涼葉が

「ねぇ〜ねぇ〜迅くん、そんな性癖があったの?女の子に頭を下げさせて優越感をかんじているなんて」

「そんな趣味ねーよ」

そんなこんなで色々あったが無事に帰り着くことができた。

そうそう、あの後、時雨さんは会議の進行妨害と緊急事態を知らせに来てくれた子に怒鳴り散らかしたということで、半年間、トップとしての権力行使が禁止となったらしい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る