第100話女神様へ使命の報告

 しかし、女神様に使命の報告に教会へいかないといけないと、フローリ様がみずから案内するので、早く出発しょうと言う。


 フローリ様と、青いつばさのメンバーが教会に着き、フローリ様が神父と1人のシスター以外は、遠慮してくれと命じその者たちにも、女神様の事を詳しく話をした。


 そして、女神像をフローリ様とシスターリリーが、磨き上げて皆で女神像にむかって一心不乱に、お祈りを捧げると女神像が光を放ち始める。


〖アームにリョウ、聖女マリアも結界を張り使命を。立派に果たしましたね〗


「あたいだけの、力ではありません皆が頑張ってくれたからです」


〖そうですね、青いつばさのメンバーにフローラと。それを支えた数々の者たちを。忘れてはいませんよ〗


「でわ、アーム達の使命もこれで終わりですかのう」


〖はい、おかげで魔の者や魔族達の総攻撃も防げましたし。一時の平和が約束されましたよ〗


「しかし、わしは先の海戦で邪竜バルモスの。声を聞きましたのじゃ」


〖あ奴が、生きていたとは私も予想外です。それで魔の者たちが総攻撃をする。計画ができていたのですね〗


「僭越ながら、わしがフェニに頼んで古竜ドラカニ様に。助けを求める手紙を届けさせました」


〖聖竜のドラカニならば、邪竜バルモスを何とか出来ると思います。良い判断ですよフローリ〗


「ならば、古竜ドラカニ様が着き次第一緒に。敵の本拠地の魔の島に聖の軍勢が。突入いたします」


〖そのことなのですが、使命を達成した青いつばさのメンバーは。悪事をしない限り自由なのですが。私の願いを1つ叶えていただきたく。お願いしたいのですが〗


「女神様の、願いとあらば従うのにやぶさかではありません。何なりとお申し付けください」


〖前に、善に近い魔族が極々少数ですが存在すると。言ったのを覚えているでしょうか。乱戦の中その者たちを救ってほしい。戦場に出てこないと言いましたが。攻め込まれては出てこざるおえないのです〗


「わかりましたが、どうやって他の魔族と区別するのですか」


〖リョウが、索敵レベル5になっているはずです。敵意がない魔族がわかるはずです〗


 できますが、なにせ敵意がない魔族にあったことがないもので、あまり期待されても困りますとリョウが言ったが、言葉とは裏腹に尻尾は左右に振られていた。


 それで、救った後はどうしたらいいですかと女神様に尋ねるとどこか、人間のこない所で静かに暮らさせてやりたのですかと、答えてきたのだがそんな場所に心当たりがなかったが。


 フローリ様が、そういうことに詳しい奴がいるのですが、通信水晶で相談して良いでしょうかと尋ねると、是非ともお願いしますと答えられた。


 さっそく、連絡を取り相談してみるとフローリ様が、キャプテンハルクが御希望の場所がある島に、2つぐらい心当たりがあるそうでダンジョンも、あるそうですと女神様に伝える。


「よかったですね、ダンジョンがあれば魔物を食べて飢えはしないし。素材をキャプテンハルクに売れば。生活必需品も買えるし一石二鳥です。それとも魔物を狩るのも禁忌なのですか」


〖アームよ、知能の高い人間等を食べないだけでよい。善に近い魔族が魔物を食べるのは。禁忌ではないですよ〗


「それを聞いて、安心しました俺達も魔物を倒して。バクバクと食べていたもので」


〖大丈夫ですよ、アーム達が悪事を働いたのがわかったら。真っ先に雷を落として忠告しますから。それは冗談ですが使命を無事完了させた。褒美ですが聖竜のドラカニを通して。戦いが終わった後お渡しますからね〗


 俺達は、過分な褒美はいらないと言ったが女神様の気が済まないので、青いつばさのメンバーと新しく入ったシスターリリーにも渡すし、功績のあったフローリにも女神命令として渡すと申された。


 それだけ言うと、女神像の光は段々と消えていき教会に静寂が戻り、余りの事に失神していたこの教会の神父とシスターを、起こしてやり俺達とフローリ様は教会を後にする。


 リョウの先導で、寺院にもどると長老に四天王が、アームとフランの婚約の宴の用意が出来ていると言い、大食堂に通され皆で席に着くと可愛い虎耳ウエイトレスさんが、料理と飲み物を運んできてくれた。


 マグロとウニとイクラの3種丼に、タイとブリとイカと貝類の刺身の船盛に、昨日とは違った種類の岩カニという種類の、カニスキが出てきてとても美味しく満足する。


 日本酒もあっているし、マリアには果汁ジュースにドムには火酒が用意されていて、お祝いのうちに夜が深けて行った。


 翌朝の、朝食を可愛い虎耳ウエイトレスさんが、席に着いた俺達に運んできてくれる。


 白いご飯と、白身魚の網焼きとお味噌汁に、俺の大好きな卵焼きでとても美味しかった。


 裏の修練場で5つの型からの、素振りをやっていると左でドムもライラも素振りを始めていて、リョウも前後左右に高速移動する訓練をしている。


 右ではシスターリリーが、フランとマリアに体術の型の指導と、体の使い方と組手を教えていた。


「わしの、判断では古竜ドラカニ様着くのは。6日後になる予定だそれまで。冒険者ギルドで依頼を受けるなり。Sランク冒険者に指導を仰ぐなりしてほしい」

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