第48話サブリーダーのフラン

 地下5階に入ると、ダンジョンが明るくなり草原が広がっている。


「リョウが先頭で索敵、ライラとドムが前衛でフランとマリアが中衛で。俺がしんがりの後衛で進む」


(6匹の群れ、大角ウサギを見つけました近づきます)


「大角ウサギが、いるようなので突進を止めて確実に倒す」


「6羽いるので、4匹をライラが挑発で引き付けて右端かから。俺つぎライラつぎドムつぎフランの順で繰り返し倒す」


「残り2羽はリョウと、マリアのプロテクションで足止めしてくれ」


「マリアは、事前に俺とドムとライラに攻撃力上昇と防御力上昇の。バフをくれると嬉しい」


 了解と、皆から返事が返ってきた。


「4羽を倒したら、2羽をライラが挑発して引き付けてくれ」


「それを、俺とドムとフランで倒す」


 40羽を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったしドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。


 ドムはフランのアイテム袋(中)に入っている、交換用の斧を装備してすぐに戦闘に戻ってきてライラは自分のアイテム袋(中)で剣を交換している。


 70羽匹を倒したところで、俺とドムとライラも素材の解体に加わる事にする。


 地下6階への、階段を見つけその横に2つの魔方陣があり1つは帰還魔方陣でもう一つは最初の階から戻ってこれる魔方陣であった。


「俺は、一回帰還しようと思うがいいかな」


「私は、賛成だけどみんなはどう」


 皆も、賛成と言ってくれて帰還魔方陣で最初の階へと念じて最初の階にもどった。


「このさい、サブリーダーを決めておきたいんだだが。誰がいいかな」


「わしは、フランが良いと思う」


「あたいは、後衛で的確な指示ができるフランが良い」


「あたしも、これまでの事を見てきてフランしか。いないと思う」


(僕も、体型以外はフランが良いです)


「決まりだな、俺もフランが良いと思うし。リョウも体型以外は良いそうだ」


「わかったわ、引き受けますがリョウは。裏までおいで」


 見えないところで、キャインキャインとリョウのなく声がしていた。


 馬車に揺られて、冒険者ギルドに戻って来て3番窓口の兎耳受付嬢に5階用の討伐カード出すと討伐証明をしてくれたが支払いは解体窓口でするとの事である。


 解体窓口のバランさん所に行き、スライムが60匹で角ウサギが70羽でスケルトンが70体でスケルトンソルジャーが70体で大角ウサギが70羽をお願いします。


 集計すると、スライムは1匹銅貨5枚で合計で金貨3枚で、角ウサギが1羽銅貨9枚で合計で金貨6枚と銀貨3枚で、スケルトンが1体銀貨2枚で合計で金貨14枚。


 続けて、スケルトンソルジャーが1体金貨1枚で合計で金貨70枚で、大角ウサギが1羽金貨2枚で合計で金貨140枚で、全ての合計で金貨233枚と銀貨3枚。


 いつも通り、均等配分にすると1人金貨46枚で金貨3枚と銀貨3枚をパーティー貯金にする。


 冒険者ギルドで、皆で風呂に入りにいき昼飯を食いに食堂に行く。


 席に着くと料理を各自注文をしていたが、俺は特製ステーキ定食にしリョウにも特製ステーキのみ頼んだ。


 ライラが、聖騎士になったのでフローリ様に会いに行きたいというので皆で教会孤児院に行くことにする。


 俺は、腕ベルトからフェニを呼び出して馬の尻尾亭のエルザさんに今日は泊まるから晩御飯を用意してくださいと伝えるように命令した。


 孤児院に着き、ドアのノッカーを叩くと、シスターリリーが出てきて中に通してくれてお茶まで出してくれる。


「ライラが、聖騎士になりましたと。フローリ様にお伝えください」


「フローリ様を、呼んできますんでお待ちください」


 暫くして、フローリ様がやってきてライラとフランとマリアは教会に来なさいと言いアームとドムとリョウは子供達と遊んでやってくれと頼まれた。


「ライラは、ヒールとホリーウェポンの。魔法習得用のスクロール各金貨20枚」


「フランは、ハイヒールとホリーアローの。魔法習得用のスクロール各金貨20枚」


「マリアは、エリアヒールとホリーウェポンとホリーレインの。魔法習得用のスクロール各金貨20枚」


 ライラに、わしに向かって魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「ヒールと、言ってみなさい」


 わしが、ヒールを感じました。


「ホリーウェポンと、言ってみなさい」


 わしの、武器に聖属性の力が宿りましたが魔力的に自分の武器にだけホリーウェポンをかけなさい。


「ライラは、魔法習得終了だよ」


 フランに、わしに向かって魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「ハイヒールと、言ってみなさい」


 わしが、ハイヒールを感じました。


「ホリーアローと、言ってみなさい」


 わしに、聖属性の攻撃が届きました。


「フランも、魔法習得終了だよ」


 マリアに、わしに向かって魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「エリアヒールと、言ってみなさい」


 わしが、エリアヒールを感じました。


「ホリーウェポンと、言ってみなさい」


 わしの、武器に聖属性の力が宿りましたが本番では前衛や中衛の攻撃職の武器にかけてやりなさい。


「ホリーレインと、言ってみなさい」


 わしに、聖属性の攻撃が届きました。


「マリアも、魔法習得終了だよ」


 フランが、ハイヒールを覚えて本当の賢者になれたと泣き出してしまったがフローリ様が背中をさすりあとキュア覚えないといけないけどねと諭す。


 わしが、魔力調整を夕方まで教えるから覚悟するんじゃなと言う。

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