【ぱあぷうヒマリ①】良い知らせと悪い知らせ

 「良い知らせと悪い知らせ

  どっちから聞きたい?」


 「にゃー(良い知らせだけ聞きたい)」


 「なるほど

  好きな食べ物は最後に残すタイプか」


 は?


 「望み通り

  悪い知らせから聞かせてしんぜよう」


 は?


 「ぱあぷうが気に入ってたカリカリ……来月を持って生産終了だって」


 は?


 「あぁ、泣かないでぱあぷう」

 「にゃー(は?)」

 「ってことで私は風呂に入ってきます」

 「にゃー (良い知らせは?)」


 「ちなみに、ショートケーキの苺を

  最後まで残しておくと

  私が取っちゃうから気をつけてね!」


 「は?(※鳴き声)」


 果たして、良い知らせは存在するのか。

 せめてそれだけ教えてと、ぱあぷうはニャニャー鳴いた。


 ニャニャー鳴いてすぐに寝た。


 ~完~

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