迷子

拾う→保護る

休日に登山に来ていた。その帰り道道端に、

「あらまあ( ・▽・)」

子供が倒れていた。ボロッボロの黒いローブをかぶって。

取り敢えず、私の車に突っ込んで家に持ち帰ってみた。………誘拐だなこれ。

車内で目を覚ましたので色々聞いてみた→警戒された。

「お前、魔王の部下か？そんな変な格好で俺が騙されるとでも？」

中二病かな？

「かんわいくねぇ～(＃・▽・)」(最近の子は早熟だね～(^^))

間違えた。本音と建前、間違えた。

めっちゃしかめられた。大丈夫かこいつ、みたいな顔してら。　草。

今の状況を説明してみると、納得はしたっぽい。

ぐううぅぅぅ～～

お腹がすいてるようだ。

「wもう家に着くし、なんか食べるもん作ったげるよ(^^)d」

簡単なスープと食パンをあげた→それはまあ、食うこと食うこと。そんなに腹へりだったのか。

色々聞いてみた。彼曰く、

・職業は賢者

・勇者パーティーにいて、魔王を討伐に行っていた

・なんやかんやあって魔王に呪いをかけられ、10歳ぐらいの身体になった

・向こうには馬車はあるが"車"はない→ここは異世界

　　らしい。

身寄りがあるわけないので、うちに住むことになった。

「なあ、これまだあるか？」

「あるよー、いる？」

「全部寄越せ」

「へいへい。仰せのままに(^^)」

ブラック会社に入社→転職が難しい私→詰んだの状態だったけど。

なにやら、仕事の激務を忘れられそうです。