ロケマサアイドル計画
和屋
ロケマサアイドル計画
※フィクションです。
ある日ヒカルは会社の方針について考えていた。
(YouTubeは順調だ。直近100本連続100万再生、アベレージも160万再生ある。おれと親和性が高く話しが弾む相手とコラボする事で視聴者を飽きさせず少しづつ伸びている。ReZARDも順調に伸びているがもっと爆発的に人気にするには10代、20代前半からの人気がいる。ただ、ここの人気を獲得に動くとおれのメインターゲットの30代以降に離れられて結果的にYouTubeも事業も数字を落とす。ReZARDとしてもう1本おれとは真逆の看板が必要だ。炎上せず。女性関係がなく。キラキラしてて、夢に向かって一直線な人間。…………そんなやつ今時おるか?一昔前の高校球児かよ。いや高校球児は恋愛OKか。高校球児………まてよ。………三年いや二年だな。よし。)
「まえす。ロケマサ呼んでくれ。」
「ロケマサ?あいよ。」
「もしもし入江さん?今から事務所まで来れます?一時間後?OKです。はい。それじゃあまた後で。」
ヒカルはまえすに声をかけながら入江に電話する。
「ロケマサすぐ来るってよ。なんかあったん?」
「ロケマサをアイドルにするわ。」
「は?」
☆☆☆☆
「ヒカル、入江さんとロケマサ来たぞ。」
「よし。集まったな。」
ソファーで眠っていたヒカルは身体をおこし2人を見る。
「さっそくだが、ReZARDでおれという看板と真逆の看板としてアイドルグループを作る。火曜~金曜は歌とダンスのレッスンその光景をドキュメンタリーとして撮影してReZARDのサブスクで流す。土日は認知度を高める活動でTikTokのショート動画撮影、TikTok生配信。他にもイベント、雑誌撮影、ReZARDの商品PRとかだな。後、このグループは恋愛禁止。炎上禁止が守れる人間だけ応募してもらうようにしてくれ。」
「ヒカルさん、今時恋愛禁止は厳しいですよ。絶対に裏で付き合うし裏で付き合ったら週刊誌、SNSで晒されて炎上します。」
入江からヒカルに意見が出る。
「わかってます。なのでReZARDのアイドルの活動は2年間と期限を決めます。2年後個人で活動するのか大手に移籍するのか自由です。その代わり2年間は歌とダンスの練習を本気で取り組んで、ファンと向き合って人気者になる努力をする人間を募集します。入江さんは本気で歌とダンスが上手くなる講師を探してください。それとドキュメントを撮る撮影クルーを。」
「ヒカルさん、おれは何で呼ばれたんですか?」
ロケマサが疑問をぶつける。
「ロケマサ、お前はこのアイドルグループのリーダーや。募集メンバー4名とお前で5名のグループを作る。」
「は?おれ歌とダンスなんてできませんよ!?」
「歌は心配すんな。歌が歌えなくても日本一のアイドルグループのリーダーになった人もいるんや。ダンスは…………死ぬ気で頑張れ。」
「いやいや無理っすよ!!」
「おれはこのグループの方針は決めるが必要以上に絡む気はない。YouTubeでも取り上げる気はないしな。おれが絡むとおれの色が強くなる。それだともう一つ看板を作る意味がない。だからヒカルチャンネルとの繋がりとしてお前がリーダーをやる意義があるんや。諦めて腹を括れ。」
「ぐぬぬぬぬ。」
「ヒカルさん、グループ名はReZARDでいいんですか?」
入江がスマホで連絡をとりながら確認する
「あぁそれで………いや、ネクステだ。グループ名は『Next Stage』でいこう。」
ロケマサアイドル計画 和屋 @sss0222
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
何者?/和屋
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます