聖女は俺に気があるけど、俺は困ってる…

| アークI | 第十章: 友達との王女の外出！

　夕方、海に沈む太陽の光が波打つ水面に美しく降り注ぐ頃、若者とそれほど年を取っていない叔父がオフィスに座っていた。

　—書類作業。

　リジェルドは、彼の横にある損害報告書を見ながら不満げだった。それは大変な仕事だった。彼はアルムが屋外訓練施設を破壊した報告を受け取ったばかりだった。彼は青年を見てため息をついた。

　「訓練施設とはいえ、破壊魔法の試験場ではないんだがな…」

　「.....」

　ソファに座りながら自分の損害報告書を記入しているアルムはリジェルドをちらりと見た。しかしすぐに目をそらした。彼も今回の件で少しやり過ぎたことに気づいていた。

　「...ごめんなさい」と彼は謝罪した。

　アルムの謝罪の声を聞いて、リジェルドは笑顔になり、笑い始めた。

　「アハハ、アルよ、お前は本当にすごいな！私の基準をさらに高く設定してくれているよ！」

　「うぐ…」

　（もっと怒られるかと思った…）

　リジェルドがそれほど怒っていないことに気づき、アルムはほっとして、約束のお菓子を食べながら報告書を続けた。

　リジェルドは青年が集中している様子を見守っていた。

　（もし[幻影結界]がなかったら、私は怒ったかもしれない。結局…市内で大きな摩擦を引き起こすだろうから…しかし、彼は基地内で小さな暴動を引き起こし、幸いにも誰も傷つかなかった…）

　…

　 …..

　…

　報告書を終えたアルムは部屋に戻り、ベッドに飛び込んだ。彼はその日の出来事を反省しながら、そっとため息をついた。

　「あぁあ…！」

　苛立ちの声をあげ、天井を見つめた。

　「…彼女は褒めてくれたけど、失望の色があったのはなぜ？」

　アルムは自分が素晴らしい仕事をしたと思っていたが、そうではなかったのかもしれない。

　（分からない…）

　好きな女の子を感動させることに失敗したことに苦悩しながら、ベッドの上で転がり続け、さらに気分が落ち込んでいった。

　しかし、この行動は彼には非常に珍しいことだった。彼自身もなぜこうしたのか分からなかった。しかし、それは仕方がなかったのだろうか？

　落ち込んでいる中、彼はノックの音を聞いた。（おそらくノエルだろう…）予想通り、アルムがドアを開けて彼を入れたとき、ノエルはお菓子とサンドイッチのトレーを持って、笑顔で入ってきた。

　「うわぁ～君の魔法には本当に驚かされたよ！」とノエルは興奮して叫んだ。

　「うるさい…！」とアルムは自分の失敗を思い出して返した。

　ノエルは彼の冷たい言葉を無視して、過去のことを思い出しながら静かに笑った。しかし、今回はその言葉の裏には感情があった。

　「それは褒め言葉だったんだよ～？」

　それを聞いて、アルムはむっつりした。

　友達がむっとしているのを見て、ノエルはトレーを手渡した。

　「ここにお菓子とサンドイッチを持ってきたよ！」

　「…」

　（何をしているんだ…？）

　アルムは小さなため息をつき、そっとトレーを受け取った。彼はノエルに柔らかい笑顔を見せ、その笑顔はさらに明るく返された。

　「ありがとう…」とアルムは与えられたお菓子を一口食べながら言った。

　…

　 …..

　…

　お菓子を食べながら、その日の出来事について話していると、ノエルは今日の出来事がどれだけスムーズに進んだかに感心していた。通常はルナが教え、指導しており、それが彼女にとって大きな負担だった。しかし、アメセリとチェリが加わったことで、ルナの肩の荷が軽くなり、講義の質も向上し、以前のように急ぐ必要もなくなった。

　今日のアルムの素晴らしいパフォーマンスに感心していた。通常はノエルが皆を驚かせることが多い。アルムのように魔法に秀でていないが、彼の近接戦闘と剣術の急速な向上は目を見張るものがあった。

　もしかしたら彼の武道の経験が影響しているのかもしれない…もっとも、それを使う機会はなかったが…そして今日はチェリに指導を受けたことでさらに向上した。

　（それでも彼女は何かの悪魔か？いや…彼女はヒーローだ…）彼はため息をつき、再び落ち着きを取り戻したアルムに目を向けた。（彼があのようになるのを見るのは楽しかったな。）とノエルはひとりで静かに笑った。

　それは見逃されず、アルムは眉を上げた。「…何か面白いことでもあったか？」と彼は頭を傾げて尋ねた。

　その仕草にノエルは毎回面白さを感じた—アルムの顔にはあまり表情がないからだ。

　「まあ…はい、でもそれはさておき？とにかく、‘アル’、明日は休みだよね？街に出ようか？」

　「…」

　アルムは友人が呼び方を変えたことに気づいたが、気にしなかった、むしろ心地よく驚いた。

　（ルナの影響かもしれない）とアルムは微笑みながら思った。

　「うん、まだ訪れたことのない場所があるしね。」

　アルムはノエルと一緒に行くことを少し心配していたが…暗い路地に入らなければ問題ないだろう。

　彼はこの問題を早急に解決する必要があった。アメセリとのデートを邪魔されずに楽しむためにはね。

　…

　 …..

　…

　翌日、アルムとノエルは一緒に食堂に行き、その後外出する予定だった。ノエルはアルムの部屋に来て彼を起こす。ノエルはアルムがまだ眠っているだろうと知っていた。結局のところ、朝も含めて一日を無駄にしないのは理にかなっている。特に首都を自由に探索できるならなおさらだ。

　彼はミウにも一緒に行くことを約束していた—彼女は非常に人気があり、一人になる機会があまりなく、幼馴染として彼女をリラックスさせてあげたかったのだ。

　たとえミウとアルムが友達でなくても、ノエルがみんなで一緒に遊ぶとき、アルムは決して嫌がらなかったし、お互いに嫌いではないようだった。

　ミウはアルムが彼女の環境にもたらす静寂を好んでいるようだった。彼女の環境は常に騒がしく、長時間の露出後には疲れることが多い。彼女にとってアルムが話さずに彼女を口説かないことは非常に魅力的だった。

　また、ノエルの他の友達と遊ぶときほどの抵抗感はなかったようだ。

　（最初は少し抵抗感があったけど…彼女にチャンスを与えて、今では慣れているようだ…）

　二人が廊下を歩いていると、ルナに出会った。それは朝の彼女の部屋にいるはずの時間では珍しいことだった。

　「おはよう、ルナ。」アルムは柔らかく優しい声で彼女に挨拶した。

　彼の声を聞いて、ルナは振り返り、小さな手を振りながら微笑んだ。

　「おはよう、アル！あ…ノエルも。」

　（こんな風に微笑むんだな…）

　彼女のわずかな塩気を無視して、彼はそれを楽しんでいた。彼女は通常無表情だったからだ。実際…そのため、彼は彼女が外見以上に年上だと思っていた。しかし、それは証明されなかった。

　「おはようございます、プリンセス・ルナ。」ノエルは外見を抑えながら答えた。

　ルナはノエルの楽しげな表情に気づいたが、見逃してアルムに話しかけた。

　「朝食？」

　アルムはうなずいた。

　「なるほど…」とルナは答えた。少し元気がなさそうに見えた。

　（この一言ずつのやり取りは何なんだ…？）ノエルは楽しげに見守っていた。

　ルナが行こうとしているとき、アルムは彼女の手をつかんで止めた。

　「一緒に来ないか…？君も自分を抑えなくていいんだよ。私たちは友達だろう？あ…もちろんノエルもいいよね？」

　「うん？ああ、もちろん！僕もいいよ！」ノエルは答えた。

　ルナの目が見開かれた。アルムが一度に一人の個人と過ごすタイプだと思っていたが、彼女は間違っていなかった。しかし、例外もある。

　そのため、彼が彼女の手を握りながら尋ねることを予想していなかった。本当のところ、彼女は孤独を感じていた。彼と話すとその孤独が吹き飛ばされる。

　彼の孤独にもかかわらず、アルムは彼女を闇から引き出し、他人との交流を楽しんだ。彼は大したことをしなかったが、同じ池の魚だったので、繋がりやすかったし、ただおしゃべりをするだけだった。今…彼女が一人で過ごす時間はもう正しいとは感じなかった。

　（私もアルのようになれるかな…？私たちは似ている…私も他の人と友達になれるかな？でも…どこから始めればいいの…？）

　彼らが知り合った理由は彼女の叔父を通してだった。彼らは非常にうまくやっていた。

　アルムがルナの深い思索にふけっているのを見たとき、彼は何を考えているのかを理解できるような気がした。おそらく彼らが似ているから？似た趣味、似た考え方や思考プロセス—おそらく。

　プリンセスにあまり詳しくないノエルは、アルムが最も近い人物であるため、何も言わなかった。彼は彼女が苦痛の表情を浮かべているのを見て、どう行動すればよいかわからなかった。

　アルムはゆっくりとルナの方に歩み寄り、優しく微笑んで彼女の頭を撫でた。（どうやって人を慰めるかは知らないけど…彼女は小動物のようだ…）と彼は思った。

　ノエルとルナは彼のジェスチャーに同様に驚いた—ノエルはアルムが優しく、ある程度の面で親切であることを知っていたが、この光景を見るとは思わなかった。ましてや廊下で！

　（聖女アメセリがこれを見たら…大変なことになるだろうな…）ノエルは思った。

　ルナにとっては、これが初めて誰かがこのようなことをしたので、奇妙に安らぎを感じた。少し調子に乗って、彼女はアルムの胸に頭を預け、抱きしめた。

　（何か見てはいけないものを見ている気がする…）それにもかかわらず、彼は黙っていた。アルムが彼女の抱擁を受け入れたのを見て、彼はそれがカップルのように見えた—と思った…。

　しかし、よく見るとそれは無邪気な非ロマンチックな方法だった。アルムは小動物や子供を慰めているような雰囲気を醸し出していた。彼は少し怖がったが、アルムがルナをこのように扱うのを見てリラックスできた。

　（しかし…他の誰かがこれを見たら同じとは言えないだろう…）

　幸いにも、近くには誰もいなかった。ルナはアルムの抱擁から離れ、明るい笑顔を浮かべた。その笑顔はノエルも魅了した。彼が恋に落ちるような笑顔ではなかったが、それは純粋で無邪気な子供のような笑顔だった。

　「…ありがとう、アル！」ルナは恥ずかしそうに感謝の気持ちを表した。

　アルムはうなずき、彼女の頭をもう一度撫でた。

　「今は気分が良くなったよ、ありがとう！そして…そう…君の申し出を受けたい…ノエルもありがとう。」

　ルナは恥ずかしそうにノエルを見つめたが、それは彼が彼女の‘あの’状態を見たためであることがわかった。

　「アハハ、気にしないで！」ノエルは笑顔で答えた。

　言葉は交わされなかったが、アルムが彼女の不安を和らげ、彼が彼女を支えることを伝えたことを意味していた。

　彼女の最初のステップは、ノエルとちゃんと友達になることだった。彼はアルムの親友であり、彼女も彼と仲良くできるかもしれない。しかし…彼女がそうできると確信していた。

　短い会話の後、ルナとノエルの間のムードが少し緩和されたように感じた。

　「ノエル、ルナも一緒に来てもいいかな？」

　「…？」

　「問題ないと思うよ？」ノエルは喜んで同意した。

　ルナは少し混乱しているようだった。

　「…ああ、今混乱しているだろうけど…ノエルと私は街を散策する計画を立てているんだ…君も一緒に来ないか？」

　ルナは恥ずかしそうにうなずいた。

　「うん…行きたい。」

　その時、ノエルは何かを思い出した。

　「そうだ！ミウも一緒に来るんだ！」

　アルムは考え、ルナを見つめた。

　「私はそれで構わない。ルナはどう？」

　ルナは少し疑っていたが…ルナはミウがいい子だと知っていた。彼女の視点から見ると、ミウは多くの点で対照的であり、社交的であり、放浪者や新兵に同様に好かれていた。

　（もしかしたら…）

　少し考えた後、ルナは決心した。

　「…大丈夫。」

　アルムとノエルはお互いに目を見合わせて、少し笑った。

　（彼らはうまくやっていけるだろう。これが君の計画だよね？）

　（…まあ、彼女が参加するとは知らなかったけど、それはうまくいくかな？）

　無知を装っていたが、ノエルはアルムがミウが一緒に来ることを知っていると感じていた。

　…

　 …..

　…

　彼らは食堂に向かって歩き続け、アメセリ、チェリ、そしてもう一人の少女を見かけた。彼女はオラクルの一人であるケイリン・アマリスだった。

　アルムは歓迎式典の際に彼女に一度会ったことがあり、彼と彼のクラスメートが聖女に会う予定だったが、彼女は参加できなかった。もちろん…彼女は気絶していたからだ…

　ケイリンはアルムに呪いがかかっていることに気づいた。そのため、呪いの専門家であるシャーマンに詳しく調べるよう依頼した。

　しかし、彼らはアルムの場合、呪いが彼の体内に引き込むマナを変換することができることに気づかなかった。

　通常、これにより中毒や長時間の露出後に死に至るが、彼は全く問題なかった…まるでそれが祝福であるかのように。したがって、彼の体がそれに慣れているようだったので、それを取り除くことはなかったし、取り除くと体にトラウマを引き起こす可能性もあった…

　それでも、なぜこれが起こっているのかは不明であり、彼のユニークスキルがこの致命的な呪いをある種の祝福に変えたのだろうと推測するしかなかった。

　これは良いことか？

　そうだった。彼はマナをより速く回復させることができるようで、彼のマナプールも非常に深いため、過負荷にならないようだった。要するに、彼は非常に強力な魔法使いになる可能性があった。

　アメセリはアルムとノエル、ルナの姿を見かけた。彼女の心はときめき、特にアルムに向かって恥ずかしそうに手を振った。

　アルムは微笑んで手を振り返した。そしてもちろん、ケイリンはこれに気づき、アメセリの耳にささやいた。

　「おやおや？もしかして彼がその人かしら？」

　「...！」

　アメセリの目が泳ぎ始め、彼女は赤くなり、アルムが彼らのグループとすれ違うとき、彼に恥ずかしそうに視線を向けた。その瞬間、アルムが振り返り、二人は目を合わせ、お互いに恥ずかしそうに手を振った。

　「おほほほ～？」

　アメセリは黙っていたが、彼女の全身が燃えるように熱くなり、[聖女モード]でもそれは明らかだった。

　（おほほほ～？）ケイリンはくすくす笑った。

　タイミングは完璧だった。チェリとアメセリは朝食を終え、彼女は彼らをいつも行くカフェに招待したかったのだ。

　…

　アルムと彼のグループは食堂に到着した。彼らは大きなグループの中でミウを見かけ、彼女は楽しげに彼らと話していた。ミウは彼らに気づき、彼女は興奮と緊張を同時に感じていた！

　…

　しばらくして、彼らが朝食を終えると、その日の大イベントの時間が来た！ミウはプリンセス・ルナをよく知らなかったので、あまり馴れ馴れしくしないようにした。しかし、それは当然のことだった。しかし…彼女はアルムに対しても同様の態度を取っていた。それは彼が少し厄介だったからだ。しかし、彼女は彼の思いやりと静かな癒しの心地よさを感謝していた。

　ノエル、彼女の幼馴染はもちろん話しやすかった。結局のところ、彼らは長い間知り合いだった。基地を出て、市の美しい通りに出ると、植物で飾られた街並みが目に入った。そこには多くの休憩場所があり、彼らが通りかかると清掃員が街を清掃し、維持していた。彼らは通行人の目を楽しませるために植物を細かく刈り込んでいた—街を生き生きと感じさせるために。

　（…しかし、裏路地のような場所はそれほどきれいではない…）アルムは目を細めて思った。

　彼らはさまざまな話をしながら、ビジネス地区に到着した。ルナは変装してアルムのすぐそばにいた。なぜなら、彼女は通常多くの注目を集めるため、彼らに迷惑をかけたくなかったからだ。そのため、今回は人々に気づかれないように努力した。

　ノエルが最初に彼女の説明を聞いたとき、彼は笑った。その後、彼女にほとんどの人が理解しており、彼女が友達と外出していることに問題はないと説明した。結局のところ…彼らは友達だ。

　それでも、ルナは主張し、ミウはそれを絶対に可愛らしいと感じた！彼女は授業外ではルナをよく知らなかったが…実際、彼女はアルムが街の通りに精通しているように、ノエルも非常に元気だった。魔法の道具や武器が彼の興味を引いたからだ。結局のところ、ノエルはゲーマーだった。

　アルムもいくつかのゲームをプレイしていた—主にノエルが彼の家に遊びに来るときにいつも持ってきたからだ。

　彼はそれほど興味がなかったが、ノエルが楽しんでいることに満足していた。その日々を思い出しながら、彼は無意識に微笑んだ。ルナはアルムがなぜ微笑んでいるのかよくわからなかったが…彼が微笑むのを見て、彼女も笑顔になった。もちろん、これは見逃されなかった。

　（彼らは友達だと言っているが…彼らはそれ以上に親しいようだ…特に出会ってから間もないのに…）ミウは思った。

　ミウは横をちらりと見た。ノエルは役立たずで、彼女の考えを導くことができなかった。彼は他のことに夢中になっていた…しかし、よく見ると彼女は温かさを感じ、考えを変えた。

　（実際…彼らの友情はとても純粋だ！）

　それは男と女の距離をまだ学んでいない子供の友情に似ており、ノエルとのかつての友情を思い出させた。

　年を取るにつれて物事は変わるので、アルムとルナを見ていると懐かしい温かさを感じ、彼らを大きなハグで包みたくなった！

　彼女はルナがしばらくの間、菓子の屋台を見つめていたことに気づいた。アルムもそれに気づいた。

　「それが欲しいの？」と彼は尋ねた。

　「うん」とルナはうなずいた。

　これを見て、ミウは頬を膨らませた。結局、最初に気づいたのは彼女だったのだ！彼女はアルムに視線を送った。

　（私が最初だったのに！）

　アルムは目の隅でそれに気づいた。彼はミウもルナともっと友達になりたがっていて、彼女の注意を引きたいと思っていることに気づいた。

　「ミウと一緒に行けば？」と彼は提案した。

　ルナは二人を交互に見て、渋々彼の側を離れた。しかし、彼女はミウが彼女の手をつかむとは思っていなかった。彼女は助けを求めてアルムの方を向いたが、彼の優しいまなざしに迎えられ、それがすべて大丈夫であることを伝えていた。

　（…ありがとう、アル…）

　彼女はミウに向かって恥ずかしそうに微笑み、その姿を見てミウは明るく笑顔を浮かべ、二人は手をつないで歩き始めた。