狂人ダイダロスの盤上遊戯

南瓜の王冠

第1話

唐突だが異世界転生のと言ったらまず何を考える?


ハーレムで無双?

チートで俺Tueeeee?

まあ分からなくもない。


だけどさぁ…

現代人がそれも殆どがネット中毒の日本人がヒロインと現代環境どっちを選ぶかと聞かれれば現実的に考えて現代環境じゃないか?


異世界って言ってるから良い感じに聞こえるけど実情は娯楽一つ無い死ぬほど不便なクソ田舎だぞ?


スマホ…スマホをくれ…

ネット小説が読みたい…

ゲームが…ゲームがしてぇよぉ…

部屋にもすぐ虫が出てくるし何なんだよ異世界ここ


3歳頃に記憶が蘇って現在6歳三年近くもただひたすらそれを願って虚無っていたのだが、なんか魔法が使えるようになった。


正直今まで見てきた魔法?は何と言うかカスみたいな感じだったのと魔力とか全然感じれなかったのも相まって特に興味もなかったのだが…


ある日急にと感じたのだ。

何にって?世界にだよ。成る程これが魔法。

もしや一念実って異世界通販魔法を覚えたのでは!?と喜んだんだが、すぐに落胆することになった。


使えるようになった魔法は一言で言えば遊戯ゲームを作る魔法だ。

もっと詳しく言うならばルール《ゲーム》を作る《デザイン》する魔法…


あのさぁ!自分はねぇ!!生産者じゃなくて消費者なんだよ!!作りたいんじゃねぇんだよ!!!貪りたいんだよ!!!バカがぁぁ!!!!そうじゃねぇんだよ!もっとなんかあっただろうが!!!クソガァ!!



…設定できる法則は十指、手の指と同じ数だ。なんとなくだが所謂法則ルールと言う名の一種の契約と指切りを掛けているのだろう。指切りげんまんってやつだ。


また、法則は一指につき一つしか設定できない。次いでに言うと自分の領域にしか掛けれないらしい。なおもう察していると思うが娯楽を作る魔法では一切ない。カスみたいな世界だ、滅びろ。


(大体)1ヶ月後何故が迷宮都市に冒険者になりに行くことになった。何故?

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