第7話 第二のベルリンの壁が出来たのは
「俺はもう30年もやってんだ、王様に会うことだって出来る。少年、一緒に行くか?」
またとないチャンスだ。
「行く!」
「じゃあ来週の月なる日の夕刻の鐘が鳴ったらここに来てくれ、迎えが来るはずだからな」
迎えが来るのか、流石に王様が外出するのは難しいか。
僕はひなたと過ごしながら月なる日を待った。月なる日は元々月曜日という昔の言葉が語源になっているらしい。
「よる、何ソワソワしてるの?」
僕は興奮を隠しきれなかった。
そして月なる日の夕刻がきた。
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