ある日の夜が明けたなら
🌿言ノ葉🌿
第1話 僕は昔の概念を知らない
彼女は言った。
「私に知らないものがあるなんて耐えられないの」そう言った彼女は僕を見つめた。
「あなたはどうなの?」
「僕は、」その後の言葉は続かなかった。
考えた事がなかったからである。
そこに一つの正解があるとするなら、僕はまだその答えを知らない。
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