君と僕の短い思い出

黒兎 ネコマタ

不格好な君の墓の前で……







確かに、平和だよ。


笑ったり喧嘩したり


時には雨の中走ったよね覚えてる?


先生の髪の毛がズレてて隠れて2人で笑ったこと。


ほらあの時を思い出す。


あの日、今日のように雪がたくさん降った。


1面真っ白で2人の足跡だけが残った。



でも……



一面の白の中にどす黒い赤が大輪の華を描いた。






















君はどうして死んだの?


どうして君は殺されたの?


君が僕よりすごいところなんていっぱいあった。


君がいなくならなきゃいけない理由はなに?


君がいなくなった世界は平和だよ。


平和で、誰もが幸せそうで……





それでも、それでも僕は今の世界が嫌いだ。


君を奪ったこの世界が僕はとっても憎い。

























































鬼の子だって、生きてて良いじゃないか、、

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