投資初心者の備忘録
緋色ザキ
第1話 投資をはじめたきっかけ
そもそもなぜ始めたのかと言えば、それは気まぐれであった。
なんとなく興味があった大学生時代、興味本位で優待目的で化粧品会社のファンケルの株式を買ってみたのである。
それから、一年以上が経過した。
いつの間にか社会人になってしまった私は、より一層投資にお金を割くようになったのであった。
お金を貯めたあとのことなど、はじめはなにも考えていなかったが、最近学び直したいなという思いが生まれた。投資で得た収入をもとに大学に通うなんていうのも面白かもしれないと考える今日この頃である。
平日は株価を眺め、落ちたときには面白そうな銘柄を調べて見て、買い時のものがないか検討する。趣味投資、暇なときは有価証券報告書を見るという、数年前では考えられない人間になってしまったのである。
さて、投資のなれそめはこれくらいにして、保有株式の紹介をしていこう。
まずは国内の株式からだ。
一、ファンケル(一〇〇株)
私の一番長い付き合いのある株である。
二十四万円ほどで購入し、二〇二三年の夏頃には二十七、八万円まで上がった。しかし、そこから下落の道を辿っていっている。一時十八万円を割り、現在十九万円台と低迷をしている。私のポートフォリオの中で一番足を引っ張る存在になっているのである。小林製薬の麹問題や中国の景気などの影響を受けたのだろうか、業績は悪くないのに全く上がってこないのである。
しかし、愛着もあるため、復活してほしいものだと願っている。
二、朝日放送グループホールディングス(一〇〇株)
SBI証券で株主優待を見ていたときに目にとまった銘柄である。
三月に一株六九〇円で購入したが、あれよあれよと下がり、現在赤字となっている。クオカードに目が眩んだあの頃の自分を叱責したい気分である。
自社株買いなども公表されているため、株価が戻ったあかつきには売却をしようとひそかに考えている。
三、丸紅(一〇〇株)
こちらも三月に購入した銘柄である。
二四〇〇円ほどで購入したが、その後大幅に伸び現在は一株あたり三〇〇〇円を超えている優秀な株である。次年度増配予定なのもいい。
商社株を物色していたさい、一番お手頃な価格であり購入に踏み切った。それまでは規模感的にも丸紅は五大商社の下の方という失礼な認識を持っていたが、いまでは手のひらを返すように紅ちゃんという相性で親しみを表現している。
丸紅のおかげで日本株は耐えていると言っても過言ではない。
四、アマダ(一〇〇株)
こちらは四月に一七〇〇円で購入した株である。
順調に伸びてきていて、素晴らしい株である。海外比率の高さが決め手で購入に踏み切った。自社株買いや増配もするため、今後にさらに期待がかかる。
五、日本製鉄(一〇〇株)
高配当株を探していて出会った株である。三二五〇円で購入した。
順調に上がってきている。USスチールの買収が無事完了することを祈るばかりである。
六、NTT
言わずと知れた銘柄である。安かったため購入したが、その後下降気流に乗っていってしまわれた。
ちなみに、ファンケルのみ特定口座でそれ以外はNISA口座である。
次に投信信託である。
一、オルカン
言わずと知れたオールカントリー。月二万円ずつくらい追加している。
二、S&P500
なぜか週二〇〇〇円ずつ積み立てている。なぜ月ごとにしないのかは私も分からない。
最後に最近興味本位で手を出した米国株である。
一、米国高配当株ETF HDV
月一口ずつ購入を続けている。少々マイナスである。
二、NVDA(二株)
いまなにかと話題の株である。
いろいろなところで決算が話題とあったため、決算前日の深夜に眠い目をこすりながら調べて購入してみた。するとうなぎ登りである。これに味を占めたのか、私は最近はもっぱら米国個別株を調べている。
投資は初心者かつ独学であり、まわりに詳しい友人もいないため、直感とリサーチをもとに失敗しながら行っている状況である。
あとで振り返ったときこうだったななんて思い返せるように、カクヨムに備忘録を残そうと考えるに至ったのだ。
直近の目標は株式配当が月平均一万円を越えることである。
そしてゆくゆくは年収の一ヶ月分を超える額を手にしたいものである。
この備忘録は気が向いたり、衝撃的なことが起こったら更新していこうかなと気軽な気持ちで考えている。
それよりも、他の連載作品の続きを書かねばと少し思っている自分がいるのだが果たして。
投資初心者の備忘録 緋色ザキ @tennensui241
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