第4話 AGA治療開始
初めてのAGA治療は、皮膚科でした。
皮膚科であれば、保険も適用できると聞いて、なおかつ専門のクリニックよりセールスがうるさくないことを知って、皮膚科で診てもらうことに。
最初は最寄りの行きつけの皮膚科でした。
先生は「うーん、前髪よりもつむじ周りの方が危険かな」といって、さっと内服薬を出してくれました。
当時つむじ周りの方が気になっていなかったので、ヤブ医者だなと思いながらも、つむじも気になるようになったのはこのときです。
僕は一時的な抜け毛の増加や性欲減退などの副作用については知っていたものの、あまり気にしていなかったのです。
内服薬を飲むと、副作用と思われる効果が即座に現れたのです。
性欲が出ない。
20代半ばの男が突然性欲を失うなど考えられるでしょうか。
性欲がなくなるだけならまだしも、まったくあそこが勃たなくなったのです。
妙に萎縮したような感覚がして、あそこのサイズが縮小してしまうのではないかと恐怖を感じたほどです。
そして、どんなに勃たせようとしたり、自分で抜こうとしても、性欲がないため、まったく大きくも固くもならなかったのです。
恐ろしいですよね。。。
めちゃくちゃ怖かったです。
それでも、一時的なものだと言い聞かせてとりあえずひと月分飲みました。
でも、それからは怖くてやめてしまいました。
内服薬を使い切ってから数日も経てば性欲は戻ると思っていたのですが、戻る気配が数ヶ月、全く無かったのです。
僕はそのままイギリスへ留学し、まったくあそこが勃たない日々を一時期過ごしました。
それでもなんとか抜かないとこのままでは一生勃起不全になるかもしれないと思い、無理やり半分だけ勃たせて抜いていました。
それでもひと月に一度くらいしかできないほどでした。
副作用が抜け始めたのは、ドイツ人女性に恋をしたときからでした。
以前ほどの調子は出なかったものの、性欲は回復したのです。
おかげでなんとか勃たせることもできるようになりました。
以前ほど簡単に勃つことはなかったのですが、まったく使い物にならないというわけではなかったのです。
残念ながらドイツ人女性にはフラれてしまいましたが、その後の傷心旅行で出会った南アフリカ人女性に逆ナンされて、その流れでワンナイトをすることになったときは、あまり相手に興味がなかったものの、無事に勃ち、女性に2人と寝ることができたのは安心しました。
その後、韓国人の彼女ができました。
彼女との身体の相性がとにかく良くて、毎日のようにやるようになってからは、すっかり元通り。
副作用が抜けたことで安心していたのですが、一方で、髪の毛の抜けるスピードは変わりませんでした。
日本に帰国して、再度内服薬を使うかは迷いました。
調べたところ、ノコギリヤシと亜鉛、ミノキシジルの外用薬が有効であることを知り、試してみることに。
するとどうでしょう。
ノコギリヤシは性欲まで高めてくれただけでなく、抜け毛の量が減った気がしました。
また、外用薬のおかげで髪の毛の延びる速度が上がりました。
でも、ミノキシジルの効果は一時的かつ、根本的解決にはなりません。
ノコギリヤシも亜鉛も効果がなくはなかったものの、数ヶ月もすると抜け毛の量もスピードも元通りになってしまいました。
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