綿毛型妖精研究部は今日もフワフワゲーム中
若福品作
第1話 脱獄ゲーム①
~
・囚人は刑務所のどこかにある出口のカギを見つけて2人一緒に脱獄できればクリア。
・警察に銃で撃たれると囚人は牢屋に捕まる。(2人共捕まればゲームオーバー)
・牢屋に捕まった仲間を助けるには
牢屋の扉横に付けられたレバーを下ろさなければいけない。
・牢屋エリアに入ると必ず2人でエリアを出ないとゲームオーバーとなる。
・牢屋エリアから出てから20秒は無敵時間となり、警察からの攻撃を受けない。
・警察は牢屋エリアに入る事はできない。
・どちらかが牢屋に捕まっていないと
囚人も牢屋エリアに入る事はできない。
・囚人が牢屋エリアに居れる時間は1分だけである。(牢屋に捕まっている者は例外)
・刑務所内には囚人のみ触れれる能力キューブがある。これに触れると1人1個まで能力を手に入れる事ができる。
能力は1度使うと失くなる。
・3時間経っても勝負がついてなければ、引き分けとなる。
ルールは以上である。
🚓
囚人チーム:
警察チーム:
🚓
ーゲームスタート前ー
「華恋、キャラクターステータスはどんな感じに振り分けた?」
そう茜が尋ねる。
~キャラクターステータスとは~
・スタミナ
・素早さ
・力
・ジャンプ力
・反射神経
・技術
この6つのステータスにプレイヤーは合計100までの数字を好きに振り分ける事ができるのである。
「もちろん。素早さに全部入れたよ。」
そう華恋がどや顔を作る。
ー華恋のステータスー
・スタミナ:0
・素早さ:100
・力:0
・ジャンプ力:0
・反射神経:0
・技術:0
(なに、そのバカみたいなステータスの振り分け方。)
そう茜は思ったが言葉には出さなかった。
「華恋、一応言うけどさ。
このゲーム内では本来の華恋の体力は
「・・・え?それはどいう事ですか?」
そう華恋が聞き返す。
「つまり、このゲームでの華恋は短距離はチーターなみに速いけど、スタミナはゴミカスって事。」
そう少し冷たい言葉で茜は説明する。
「・・・嘘だ。…嘘だーぁぁ!!」
そう華恋が大きく叫ぶ。
その瞬間、ゲーム開始のブザーが鳴る。
「やば、無駄話をしすぎた。
華恋、とにかく分かれてカギを探そう。
それと細かい報告を忘れないで。」
そう茜は早口で指示を出すと走り出す。
🚓
(今回のゲーム、ワレはもしかしてハンデを背負ってるんじゃないだろうか?)
そう茜は少し不安になる。
(嫌、ものは考えようだ。
素早さに全ぶっぱしてるって事は
警察と対面しても逃げられる可能性が高い。・・・多分。)
そう茜は思考をプラスに
ー茜のステータスー
・スタミナ:30
・素早さ:30
・力:0
・ジャンプ力:20
・反射神経:20
・技術:0
茜の前に亜美が現れる。
亜美は素早い動きで拳銃を撃つ。
だが、茜の反射神経がそれを避ける。
「あっぶない。」
そうヒヤヒヤしながら茜は全速力で逃げる。
「あの動き、反射神経にステータスを振ってたか。」
そう亜美は理解する。
ー亜美のステータスー
・スタミナ:40
・素早さ:40
・力:0
・ジャンプ力:0
・反射神経:0
・技術:20
「真海。茜を逃がした。
多分、反射神経にステータスを振ってる感じだった。」
そう亜美が真海に報告する。
「了解。囚人側はやっぱり、ちょっとは反射神経にステータスを振るよね。
でもまぁ、私には関係ないかな。」
そう高い場所に居る真海は楽しそうな口調でライフル銃を
「おっ。華恋ちゃん発見。ごめんね。」
そう謝りながら真海は華恋の頭を撃ち抜く。
《華恋選手が捕まりました。》
そんなアナウンスが流れる。
「え?ウソ?!もう?!」
そう茜は驚く。
ー真海のステータスー
・スタミナ:0
・素早さ:0
・力:0
・ジャンプ力:0
・反射神経:0
・技術:100
~次回に続く~
次の更新予定
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