「木の枝。」~10代から20代に書いた詩~
天川裕司
「木の枝。」~10代から20代に書いた詩~
「木の枝。」
すぐに木の枝をとがらせれば、脆く見える。
一つ一つ、組織(もの)を知ればいいんだ。
「催眠の世界」
あの世界はきっと、スケールが大きすぎて、だから、それ故に、ものの見方が麻痺してしまって、いつも以上に、頑張れるんだ。それは、良い事だと思うのだが、確かにそこまで行くにはそれなりの道程もあるとは思うわけだが、何か少し、ずるい気もする。いつものやさしさが生きないのでは。とても、窓の外は冷たい風が吹いていて、人の歩く姿も目には忙しく映っているのに。
〈追記〉
日本とは、才能者をみつけるのが下手な国だ。
「チビ。」
カミナリが鳴る。でも、もうチビの泣き声はきこえない。やっぱり、それがかなしい。聖書が傍にあるのに。
「キャリア・ウーマン。」
あのキャリア・ウーマンの女(ヒト)は甘えていた。仕事の合間々をぬって、信じられる男の所に行って、甘えていた。日々の疲れをいやしていたのだろう。私は横で見ていて、うらやましかった。私には甘えられる人がいない。両親に甘える時期は過ぎた。でも夢をかなえるまでは、私は甘えちゃいけないんだ。感情を隠す事を、し始めた。それまでは一人で頑張る。
「残雪。」
神様から何か話をされたい。既に、いく度か話をされているかもしれないけど、私はまだ覚えていない。この世から離れた何か遠い、否高いところから、この世に望みを託し、私だけ特別扱い、そんな願いをどこかに持っている。人を見る時外見を見る、心を見ない。心は見えないからだ。男性も女性も一緒、心を見ずに体に話しかけてしまう。心底から言葉を発さない、心底からの言葉が返ってこない。自分の悩みを、それでも言ってるんだ。
「手紙。」
見知らぬ誰かに、手紙をかくことも、しなくなった。日々の葛藤を、…
「丘。」
丘の上にはいろんな人がいる。きっと、いる。いろんな服を着た人達が、あれやこれや、話をして、向うの、遠くに見える風景の事を言い合って、誰が一番正しいのかを悟す人も出てくるんだ。私も君も、きっと、いずれには、そこへ行く。その遠くにあるものは、もしかしたら、天国なのかも知れない。それを見たい。
「木の枝。」~10代から20代に書いた詩~ 天川裕司 @tenkawayuji
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