第6話
春視点
私は優のおかげで地獄のような家族から抜け出せることになった。
優は私の命の恩人だった。あのままだと私は自殺していたかも知れない。それを助けて貰った。
優の家は、お母さんも妹ちゃんも優しさに溢れている。
そして今度、また父親から命を救ってくれた。
感覚が残っている。抱きしめて貰った感覚が残ってる。
「・・・優」
私はあんなに虐めたのに、優はそのことを気にしない。
【春はずっと、誰かと関わりたかったけど、そうしたらあの親に巻き込まれるだから、こんなことを始めてしまった。悲しい現実が産んだ出来事なだけだから、春は悔やまなくていいよ】
むしろずっとそれしか出来ない環境だったことを悲しんでくれた。
「・・・優」
優は私のことをお兄ちゃんだと思って欲しいと言ってけど、こんなことまでしてくれて、お兄ちゃんだと思える訳がない
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