賽の河原で 僕だけが大人だったら

◇石を積む 賽の河原で 僕だけが もし一人だけ大人だったら



 かなり割愛します。営業時代に年の近い上司から「日報がブログみたいでムカつく」「お前も蠟人形に(以下略)」と脅されたのが割とトラウマ。何か書く時はブログみたいにならないように気を付けています。



 まだ都内近郊に住んでいた頃のこと、どうも嫌な予感がして病院へ行くと胃潰瘍の診断を受けました。アルコールとカフェインと炭酸て好きなもの全て封じられ、ライブハウスに豆乳なんて置いてないし。


 もう一人暮らしのマンションを引き払って実家に戻ることは決まっていたので紹介状を書いて頂きました。今思うと実家に帰るのがストレスだったのではないかと。

 経過を診てもらうようにと言われておりましたので田舎で病院へ行くと「明日の朝一で胃カメラを」とのこと。



 超有名な癌の疑いがあると宣告されました。あー、聞いたことあるやつだ。



 来たか。

 昔から胃は物理攻撃には強いけれど精神攻撃には脆弱でした。その頃ニートでしたが。



 翌日に母は美容院を予約していたけれど「茅花が病院に行っているからカットだけでいい」と切り上げたそうで。


「癌なんだって。って言ってたけど大丈夫なんでしょう?」と美容師さんからlineが入りました。派手なマフラーの時の友人です。お母さんは端折りすぎ。



 大丈夫でした。正確には憶えていませんが出血性胃腸炎か何かでした。胃カメラの映像はズタズタでした。



 表題の件につきましては胃カメラを飲むまでの束の間に考えていたことです。昔から鬼って嫌いになれないんですよね。かえって気を遣わせてしまいそうで、なんかすいません。

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