生徒会戦挙
百合丘 城奈
第1話 いざ、蒼星女学院へ
「ねえ、どうする?この子。」
「意気込みはいいんだけど…
「会長に会うまでもないわよ。追い出しましょうお姉様。」
「ふふっ、ご愁傷様。」
人を見下すのが好き。決して文章そのままの意味で受け取らないで欲しい。
飲食店とかで見るような、
人々が整列して、全部が見える場所に陣取り、皆の注目を集める。
その光景が、とっても好き。全部目に焼き付けてる。
だけど、私も永遠にその立場にいる訳ではない。もう三年生だし。
後任はいい感じの子に決まって、この中学で思い残すことはない。
…カレーもうちょっと食べたかったな。
第一志望に選んだ
訳ではないらしい。だけど、卒業生には芸能人や社長といった、
輝かしい人生を歩んでいる方々がいたり、現役のアイドルがこの学校に
在籍していたりと、色々話題性を集めている学校だ。
そんな原石達を見下ろして、私が生徒会長として演説したり…。
考えるだけでにやけが止まらない。
公式の制服に身を包み、いざ生徒会長ライフ…。いや、高校生活へ。
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