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    エピローグへの応援コメント

     前半は幼少期に過ごした時間を、高校生になった男女が回収する逃避行小説として読みました。自転車やスイカ割り、川遊びなど印象的なシーンが多く、私には存在しない田舎の夏に胸が躍りました。
     単なる青春小説としても十分に完成されていたため、後半の展開には驚きました。特に冒険が続き、やがて夏に影が落とされてからは、展開が気になって仕方がありませんでした。またツムギが三人で「でぇと」に行きたいと話してた過去が明らかになるシーンが印象的で、これまでの糸のもつれが全て解けるような気持ちになりました。
     厳しい過去を乗り越えて、だからこそ繋がれた縁を、ふたりには大切に生きてほしいと思う反面、それぞれが別々に生きている将来も愛おしく思ったり。ツバメが飛んで行ったその先で、どんな未来が待っているのか。考える余白が夏空のように広がる、いい読後感でした。

    作者からの返信

    麦つばめを最後までお読みいただきありがとうございます、秋冬先生!
    前半は存在しない記憶から頑張って生やしました悲

    夏の青春アニメ映画を目指しつつ、自分の得意な脚本力を投影した作品でしたので、お楽しみいただけましたら幸いです。
    夏空のような爽やかな読後感を感じていただきたいという思いで書いたため、報われた思いです。