私の話

STORY TELLER 月巳(〜202

第1話許す事と仲直りと罪が軽くなる事は違うこと。

許せないのに許す事を強いられる場面は、よく有りますし、仲直りとか仲良くしなさいとまで言う人もいますね。


ただ。


許す許さないは、加害、被害受けた側が納得して決める事。

他人が押し付けた見せかけの仲良しごっこなんて、例えば先生にいじめがあると知らせたら、裏でいじめがより悪質になるみたいに悪くなる事しか起きない。


いやいや手を繋ぐのも、いやいや会うのも皆嫌なんだって分かっているし、嫌な事は倍疲れたり、時間がなかなか過ぎないなど辛いはず。


ただ、何故。

許して仲直りさせたいか。

そこじゃなく、許す事、仲直り、それによる罪の軽減は、誰得なのかを、考えて欲しい。


許す事→加害者の罪悪感の軽減

    被害者の悩み怒りの軽減

(謝られたら、幾分怒りの熱下がるとか)

  許しあって欲しい第三者の監督責任発揮


仲直り→今後も仲良くしたい場合の被害者加  害者にとって心が楽になる

  許しあって欲しい第三者の監督責任発揮


ここでポイントは、この二つがなされても罪の軽減は、全く関係ない。


あくまで起きたら起きる前には戻らない。

起きて、あ、この人付き合っていけない、仲良くなれないなんて氣付く、トラブル前の現場退避になる事もある。

つまり今後の関係性の物差しにはなるけど、だ。


罪自体は変わらない。

だから正直いつまでも許さないでも、いい。



ただし。

人は憎み続けたり、怒り続けることに体力氣力、生命力がいるんです。

泣き腫らした後、喧嘩した後の疲労感を思い出すとわかるけどあれを休憩挟みながらも毎日し続けるなんて、大変苦しい。


だから、許せたら許す、ただし勘違いしない。

自分が自分の為に時間を使う為にだ。


他人を恨み憎むも、嫉妬も心配も。

他人に時間と自分の体力をあげる事。


学校給食で自分のデザートを毎回無理して他人にあげる事。自分が喜べる時間も、遊べる時間も、捧げて行きたくないじゃん?



と言うわけで。

人がわざわざ罪を咎め続けても良いのに許す訳と、許してと請えるのは罪悪感軽減で罪自体は減らない(時に増えるは、あるが)を理解した上で、是非。


どうすれば一番自分が心楽になるかを検討してくれたまえよ、なあ。



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