第14話 襲撃

マグローはバレないように こっそりナトの元へ戻って、この事を伝えた。



↓ナト

「えぇマジか。一体 何を企んでいるんだ?」


「なんか貯蔵しているようにも見えたけど、それなら地中に埋めるだろうし、読めないんだよなぁ」

↑マグロー



「とにかく襲撃しよう。マグローは俺と反対方向から奇襲して」


「おっけー」



◇◇◇





「大体こんな野外に放置せず、に置いておきゃ良いのに」

↑シリゾケムシ


↓アッチケーキ

「そう焦るな。我々はに身を守ってもらう代わりに、こうして食べ物を献上しているのだ。それに残り物は食べさせて もらえるのだから、ありがたい と思え」


「まぁ吾輩も食べなさすぎだとは思うがな!何日 放置しているんだ?そろそろ腐るぞ」

↑ハゲワッシ


↓ゾンビフェアリー

「そんなに興奮しないでw私たちだって戦えるんだし、空腹なら魚でも取ってくれば良いじゃん」



「それはそう…でも俺 水が苦手でn」


ブシャァァァァァァァ



シリゾケムシのハサミのような顎が何の前触れも無く切り裂かれた!


「クソッ敵襲だ!」


森の奥からナトが猛スピードで飛んでくる!



ハゲワッシが鳴くと、空中でナトを鋭い爪で引っ掻く!


ブシャァァァ


ナトの腕が吹っ飛んだ!


「(なんて鋭い爪だ。だが もうすでに首は締めている)」


彼の指先から伸びている納豆の糸が、背後にいるハゲワッシの首に巻きついていた。


「何⁉︎」


ナトは手を振って、ハゲワッシを地面に叩きつける!


ドシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァン



ヒビが入るほどの強い叩きつけにより、一瞬 隙が生まれたハゲワッシの体にナトが着地した。


その時に心臓を膝で潰し、破壊する!


ブシャァァァァァァァ



「⁉︎…ハゲワッs」



シリゾケムシは寝ている人間を1人、再生した顎で持つと、どこかへ走っていった。


「(逃げられる!)」


ナトは腕を再生し、納豆を発射した!

視認できない速度だ。


ブシュッ


シリゾケムシの立った尻尾に納豆が直撃する。

しかし尻尾を瞬時に再生し、電気を広範囲に放出する!


ビリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ



ズバァァァァァァァァァァァァン




電気に当たりそうだったナトは、マグローによって助けられた!


「あっぶなぁいねぇ」


「ありがとう!でも上から」


空から弾が飛んでくる。マグローはナトを抱えながら次々と飛んでくる弾を避けた。


ズドォォォォォォォォォン



「当たらないなー、避けるの上手いなー」


弾を飛ばしているゾンビフェアリーは、文句を言いながらも弾を発射する。


ズドォォォン


ズドォォォン


ズドォォォォォォォォォン



マグローは避け続ける。そして いつのまにかゾンビフェアリーの目の前に来ていた。


「⁉︎…」


ブシャァァァァァァァ


彼女の心臓を破壊。

しかし彼女は消滅しない。


「ゾンビフェアリーは心臓を破壊するだけじゃダメだ!全身を破壊しないと○せない!」



ナトがマグローに言うと、ゾンビフェアリーは心臓を再生した。


「連携が取れてないよー?そういうのは先に言っておかなきゃ」


羽を使って空を飛び始めるゾンビフェアリーを追いかけて、マグローも空を飛ぶ。


ゾンビフェアリーが撃つ弾に対抗すべく、ナトは納豆の弾幕を作り出した!


「(無数の納豆だ、避けなきゃな)」

↑ゾンビフェアリー






ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


ドンガラガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン


突然 頭上から降ってきたナトに、ゾンビフェアリーは頭から破壊される!


ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバ



そして彼は全身を粉砕した。


しっかり彼女が消滅していく。ナトは着地するとマグローに言った。




「(まさか上から来るとは思ってもいなかったか)

マグロー、逃げた生物兵器を追ってくれ。お前の方が俺よりもスピードが速いし。

俺はアッチケーキを倒したら すぐに追いかける」


「おっけぇ!」

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