戦姫の凱旋

PCぶっ壊れ太郎

第1話 物語の始まり


 もし神が存在するなら…


 きっとそれはかくも美しい世界となっていただろう。しかし現実はそうはいかない。神の有無はわからず。常に誰かの血と涙が溢れている。



 そこには仲睦まじい親子が居た。その親子はベッドの上に座って母親が子供に御伽噺を聞いていた。


「ソフィア。良く聞きなさい。この世界はね、邪神の使徒によって常に怯やかされているの。けどね、そんな世界だからこそ私は貴女に自由に楽しく生きてほしいの。」


「ママ。私は今とっても楽しいよ?」


「ふふっ、ありがとう。」


 私はこの会話を10年経った今でも覚えている。あれから色々あった。


 今、私は国の祭りに参加している。この国の広場の舞台の袖。緊張している私。舞台下には多くの民が居て隣には頼りがいのある騎士がいる。


「安心しろ隣には俺がいる。」


「うん。行こっか!☓☓☓!」


 私達は壇上へと続く階段を上る。



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