何処かおかしいけど、平和な世界で主人公が無双する物語です。
西園寺・ローズベルク・楓華
第1話 ここは、、
俺の名前は木戸琢磨。現在高校三年。
年は17誕生日は10月
今日は誕生日も目前、三日前だ
趣味は小説を書くこと。
音楽を聴くこと。
一人になること(まあ、勝手に回りがいなくなるだけなんだけどな。)
と、まああるんだがこれはあんまりくちにしない
あとは自分に酔いしれることかな。
俺は平凡な毎日を過ごしてる、、、と言いたいところなんだが、そんなことはない。
最大の敵は何かっていうと、恐怖心だ。俺は常になにかしらにおびえてる
とまあ、話を進めようこんな話な、ぶっちゃけ今どうでもいいんだよね
だって今ものすごい大ピンチなんだよ。
うん。
ちょっときいてくれるかな。
おれ、すんごいテンプレ的な状況に立たされてるんだよね。
今起きたことをありのままに話すぜ。
俺は学校で授業を受けてたんだ。たしかあれは、数学の授業だった。
俺が難しい問題に頭を悩ませていると、とんでもない奴が乱入してきたんだ。
そいつは今全国的に指名手配されている連続殺人犯で、何の恨みがあるのかわからないが、女子高生を狙って殺人をしている奴だった。
そんな奴があろうことか、俺の教室に入ってきたんだ。
だけど最初はそいつが殺人鬼だとは思いもしなかった。
無理もないだろう。
なんせそいつは一張羅のスーツを身にまとい、教室の外に立っていいるだけだったからな。
俺も最初は教師なのかと思ったよ。
だけど次の瞬間、そいつは雄たけびを上げながら突撃してきて、スーツの内ポケットから取り出したピストルのトリガーに指をかけていかく射撃をしやがったんだ。
その銃弾が当たった先は、俺の友人だった。
「中森!」
もう遅い。死んでいた。
それまで恐怖で動けないでいた俺もその瞬間大声で名前を叫び、その場に立ち上がった。
その後どうなったかは、まあ、言わなくてもわかるだろう撃たれたよ。
当然だな。直後俺の右太ももに焼けるような痛みが走り、血が噴き出してきた。
「ひひひ!おいおい、こんな馬鹿なやつがいるとはな、お前らも死にたくなかったらうごくんじゃねえ!こえも上げるなあ!」
そういわれて俺も黙ったが、直後俺は駆け出した。
理由は俺の好きな人に銃口が向けられていたからだ。
俺はその場で止まったままなんてできなかった
俺は駆け出した。次撃たれたら死んでしまうかもとか、そんなことを考えてる暇はなかった。
おれは殺人鬼の前に立ちはだかるようにして両手を広げ、素面なら恥ずかしくて絶対に言えないようなことを言った「あやな!お前を守る!死ぬなよ!」
そもそも下の名前で呼ぶことですら恥ずかしくてできないというのにだ
でもおれには恥ずかしいと考える余裕はなかった。
なんてったって死ぬか生きるかの瀬戸際である
直後奴はおもむろに笑い出した。
「おまえ、カッコつけかそういうやつのことは大嫌いなんだよ。だがな、俺様の寛大な心に免じて許してやるよ。これに耐えられたらな!」
そういってやつはジャケットを脱ぎ、筋骨隆々の上腕二頭筋を見せつけ、背中に隠し持っていたサブマシンガンの銃口を俺に向け、トリガーを引いた。
俺はとっさの出来事に何も言うことができなかったが、何が起こったかだけは言える。
とてつもない銃弾の雨が俺に降り注いだんだ。
銃弾は目に見えないが、秒間何十という銃弾が発射され、おれの嗅覚は火薬のにおいで満たされ、鼓膜は敗れるほどの音に襲われた。
痛みを感じる間もない。
おれはひたすらに力に屈することなく耐えるしかなかった。
銃撃の嵐がやんだ時、部屋の中は火薬の香りと煙で満たされ、目の前には目を見開いて倒れている犯人がいた。そいつの胸元には風穴があけられていた。
俺はもうろうとする意識の中「だ、誰が、、、やったんだ?」ととぎれとぎれの言葉でそういうと
「私がやったよ。」と、こえがきこえた。
声の主はどうやら彩菜だ
「よかった。生きてたんだな」
「あたりまえだよ。こんな何度も想像したシチュエーションでお前しかかっこつけないとか許せないわ」
俺は安心した
だが俺は安どで膝から崩れ落ちてしまった。
あたりからは、止まっていた時が動き出したかのように悲鳴が聞こえてきた。
そして逃げ惑う悲鳴もだ。
俺はふと血のにおいが立ち込めていることに気が付いた。
匂いが近いまさかだれか流れ弾を食らったのか?
俺はそう思った。
アドレナリンが止まることなく流れていたから、おれは痛みを忘れていたんだ。
その時俺は、数学の先生が俺の名を呼んでいるのに気が付いたが、おれは反応できなかった
直後に俺は再び彩菜の声を聴いた。
「みんな離れて!私が助ける!」
その声に不思議と説得力をかんじた。それは俺だけではなかったのだろう。
俺の周りにいた全員がざっと離れ、横たわる俺のそばには彩菜一人が立っていた。
「大丈夫身をゆだねて。ほんの少し痛むだけだから。」
その言葉に俺は安堵し、目を閉じると、瞼の隙間から青白い光が差し込み、直後に走った全身の痛みに俺は意識を失った。
━━
「知らない天井だ。」
知らない天井だ本当だ。
いや、、、マジでここどこだよ。
俺はどうやらベッドに横たわっていた。
まだぼやける目を凝らし、天井の絵を眺める。
俺の直感はすでに気が付いていたことだろう
理由は簡単である。
保健室にこんな天井はない。
それに、あんなケガで助かるわけがない
万が一命が助かっていたとして、ここはどこなんだ?
「デルフィヌスさまがお目覚めになったぞ!」
「ん?」
「心配したぞデルフィ!三か月もずっと昏睡状態でな、二度と目を覚まさない可能性さえあると言われてたんだ。」
「あの、デルフィヌスってだれなんですか?それと、ここどこなんですか?お、おれしんだはずじゃ?てか普通サブマシンガン全弾食らって生きてるやつとかいないでしょ、、、、、、、、、。」
「な、デ、デルフィよ、いったい何を言っているんだ?まさか記憶をなくしてしまったのかい?」
「え?デルフィってわたしが?あ、、、、、」
俺はハイパーパニックだ
信じられるか
そんなありがちの展開有るかよおおおお!
てか俺の声なんか高くね
しかもなんかつたないんだが?
おれ、頭いいからわかったよ。
これ、異世界転生だろ
魔法とかあんのかな
考えることが山のようだ
「と、ともかくだ。メイド長!みんなを呼んで来い!今すぐだ!!」
「かしこまりましたご主人様。talk!【皆様にご連絡ですご主人様がお呼びです!すぐにお集まりください!】」
なんだろうか今のは。電話もないのに電話をしているように見えたがもしやあれは魔法だろうか。
そう思い、おれは声にした
「今のは、な─」
「安静にしておきなさい、デルフィ。これはもしや後遺症でも残っていいるのだろうか、、、、とにかくお医者様を呼ばなくては」
俺は混乱で失神してしまった。
✟
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