紫陽花への応援コメント
紫陽花が隠された死を象徴し、澪の幸福をその紫陽花が飾る。愛憎が渦巻く解釈をしてしまいそうですが、父恭造は千寿と一緒になる為に多恵を殺し、その子恭祐は事実を知りながら復讐の機会を伺い、そして澪を守る為に父を殺す。それを推理し問い詰めた千寿をも手にかけ、その真実を澪は知りながらも恭祐への愛に殉ず。恭平が何故かくれんぼの時に探しに来なかったのか。これすらも彼の未来を暗示している気がしました。なんて、そこまでダークに考えなくてもいいですね( ;∀;)
作者からの返信
うふふ(*´艸`*)素敵です。
沢山かいてくださったので、裏設定もお話します。
恭造は家の為に娶った名家の妻・多恵と義務で産ませた息子・恭祐には興味のない男でした。
結婚前から千寿と関係があり、身分差で結ばれることは出来なかったけれど、地位を盤石にした今、前妻が亡くなって(病死)ようやく千寿を後妻に入れることが出来たというところでしょうか。
そんな訳で表向きには大切に育てられ優等生な恭祐ですが、かなり父や家を怨み拗らせております。笑
帝大の予科に行けるくらい聡い子なので、千寿や澪の存在も知っていたことでしょう。
これまた裏設定ですが、家業は恭平に任せて恭祐は政治家に……と思っていました。
なので恭平は死にません。単に無邪気で移り気な子供です。都合よく遊ばれて簡単にほったらかしにされる澪の不憫さ出てたかしら。笑
あと、豪商の酒造は多くの著名人を輩出していますからね。
出世街道を蹴ってでも澪に執着する気持ち悪さを描ききれなかったのがちと残念です。
実は恭祐、嫌いなサイコパスキャラです。笑
澪ちゃんは、この時代の女性の価値観に合わせた感じですかねえ。
何があっても家長や夫に従うタイプでしょう。
紫陽花への応援コメント
コメント失礼します、蘇芳です。
この度は企画へのご参加、ありがとうございます。
澪を取り巻く環境の闇に兄が光となるかと思いきや、最後の含みがありそうな一文でひっくりかえりました。紫陽花の美しさが逆にその闇深さを演出していて、印象的でした。
裏話も興味深く読みました。確かに、酒造を営む家の人から名を残す方が出てきているように思いました。
それにしても、恭祐が嫌いなタイプのサイコパスキャラとおっしゃっているところに笑ってしまいました
梅雨の季節にピッタリなお話、ありがとうございます。
作者からの返信
このたびは素敵な企画をありがとうございます。
どこまでも深い闇の中に、ほんの僅かな光が差しているイメージで書いたので、蘇芳様の企画にぴったりなのではないかと思い、参加させていただきました。
歴代の内閣総理大臣のうち、何人かは酒造出身だったと記憶しております。
実際のところ、嫌いとまではいかなくても、恭祐のような一見優しくて賢い人間は、何か裏があるのではないかと疑ってしまう私です。笑
余談ですが、蘇芳様と同じ名前(カタカナでスオウです)の登場人物を書いたことがあるので、勝手に親近感を抱きました。
(´∀`*)ウフフ
最後までお読みいただきありがとうございました。