集英社オレンジ文庫『レディ・ファントムと灰色の夢/栢山シキ』

「2023年集英社ノベル大賞<準大賞>受賞のヴィクトリアン・オカルトミステリー!

オルランド王国の伯爵令嬢クレアは、幽霊が見えることからレディ・ファントムという不名誉なあだ名で呼ばれていた。ある時、唯一の親友ともいえる子爵令嬢アネットが亡くなった。転落死だった。他殺か事故か自殺か。葬儀は行われはしたものの、真相は分からないまま。そんななか、刑事だという二人の青年が伯爵邸を訪れ、クレアを疑うような質問をしてきて…⁉」


以上公式より。


私が一次落ちした公募で受賞して刊行された一作。おめでとうございます……!(ギリィ)


こういう部分を補強してリアリティと現実味を出していって地に足の着いた作品に仕上げていくべきなのかもしれないと思いながら読みました。webでは歓迎されない部分かもとは思いつつ、webを介さない公募だしな……。


面白かったです。(ちくしょう……)


購入はしたけど、なんか色々複雑すぎて素直に楽しめねーよ、って思いながら読み始めて素直に楽しんだ。


賞の結果が発表されたときの選評を読んでいたので、それがお話を楽しむうえではちょっと雑音だったな、と思うなどしましたが、面白く読みました。結構改稿したんですね。兄出てこなかったし。

二巻が想定されてるのかな……?


後半の勝負服のくだりでどきわくしました。

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