第8話

ヒロ視点


 理解は出来る。だけど心が信じたくないと思って居る。


 「どうして、そんな優が亡くなるなんて」


「事故で、女の子を庇ったって」


 バンっと


「ヒロ!!」「ヒロさん?」


「俺見てくる。スーパーだろ。近くなんだよ。見るまで信じられねぇよ」


「・・・私も行く!!」「・・・うん」


________


信じたくなかった。何度も嘘であってくれと、どう怒ろうか考えていた。

 幾ら普通に悩んでて、新しいことをしたくてもこれは流石にタチが悪い・・・悪


 「・・・・・・なんだよ・・・これ」


 人だかりが出来て、


 女の子を庇って


 女の子が号泣して居た。


 「ごめんない、ごめんなさい」


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