在宅ワーカー
天川裕司
在宅ワーカー
タイトル:(仮)在宅ワーカー
▼登場人物
●二内伊嗣(にうち いつく):男性。45歳。独身サラリーマン(自称)。仕事はパニック障害のため在宅ワーク。
●裏賀有子(うらが ゆうこ):女性。30歳。伊嗣のアシスタントになる。実は素性に裏がある。
●広田高志(ひろた たかし):男性。40歳。有子の彼氏でヤクザ。本編では「高志」と記載。
●村瀬(むらせ)ネル:女性。40代。伊嗣の理想と欲望から生まれた生霊。
▼場所設定
●二内宅:都内からかなり離れた郊外で周りに民家は無い。やや大きな戸建てのイメージで。
●街中:郊外から都内まで行く道など一般的なイメージでお願いします。
●公園:いずれも公園は都内にある公園でお願いします。普通の公園でOKです。
NAは二内伊嗣でよろしくお願い致します。
イントロ〜
在宅ワーク。
それは今サイドビジネスとしても有名で、
小遣い稼ぎがてら自宅でちょこっと稼げる程度の仕事が出来るもの。
でも中にはこれをメインビジネスにしようと考えている人達も多く、
そういう人達は得てして心身に何かの問題を抱えている場合が多い。
メインシナリオ〜
ト書き〈夕方、公園で酒を飲んでいる〉
俺の名前は二内伊嗣。
今年45歳になる独身サラリーマン。
まぁサラリーマンと言うのは自称で、
俺の仕事は在宅ワーク。
伊嗣「ふぅ…仕事、また見つけなきゃな」
在宅ワークといっても本当に向き不向きがあり、
向いてない人にとってはマジで小遣い程度にしか稼げない。
もっと国が内政福祉を充実させて、
こんな在宅ワークのフィールドにも
沢山の仕事を用意してくれたらイイんだけど。
何にしてもクライアントありきの仕事だから、
そのクライアントの方針に従って仕事をせねばならず、
その方針やニーズ、力量が合致しない場合は
速攻で捨てられるのがオチ。
つい先日、俺はそんな形で
それまで契約していた全てのクライアントから捨てられた。
暫く仕事をさせて貰っていても、用無しと見込んだ
ワーカーは速攻で切り捨てるのが
在宅ワーク用サイトのクライアントの特徴だ。
正式に契約を結んでいるわけじゃなし、
働き手を好き勝手に扱える雇用者だからこそ
あからさまなワーカーの使い捨てが可能になる。
俺の仕事は主にライティング。
ウェブ記事やYouTubeドラマシナリオなんかを何本も書き、
それで何とか生計を立てていた。
いっときは良い所を見つける事ができ、
それなりに安定して稼げていたのだけれど、
やっぱりずっと続くクライアントは1人もおらず、
みんな時期が来れば簡単に消えていく。
それも極めて無責任な自然消滅の形で。
俺はかなり郊外の一軒家に住んでいる。
両親は少し前に他界してしまい、
親戚も馴染みも周りにおらず、俺はほとんど天涯孤独の形で
そこにずっと住んできている。
かなり郊外ながら周りに家もほとんどなく、
まぁ自然を満喫できる点では
ここに引っ越して本当に良かったとは思う。
少し寂しいけれど。
元々は一人暮らしをしながら都内に住んでいた俺。
でも俺は生涯を変える程の大きな病気に罹ってしまったのだ。
それは、自律神経失調症から来るパニック症。
いわゆるパニック障害だが、
これは世間では結構軽く見られているようで、
必ず治る病気、更に自律神経失調症も病気ではないし
障害年金の対象にもならないもの。
いわゆる他の障害に比べて扱いがかなり軽く、
そんなの障害の内に入らない、病気の内にも入らない…
とされ、それに罹ってずっと苦しみ続ける人は結局捨てられたまま。
そしてその後の生活は、
「勝手にしろよw」
みたいな感じで世間は知らぬ存ぜぬ。
伊嗣「はぁ。こんな事ならせめて障害年金を貰える、他の障害だったらよかったのに。もちろん、そんなのに初めから罹りたいなんて絶対思わないけど…!」
結局そんな訳の分からない事まで思ってしまう。
ト書き〈村瀬ネル登場〉
そうしていつものように公園のベンチに座り、
買ってきた缶ビールを飲んでいた時…
ネル「こんにちは、こんな所でお酒飲んでらっしゃるんですか?」
といきなり綺麗な女性が声をかけてきた。
彼女の名前は村瀬ネルさんと言った。
なんでも都内でライフコーチの仕事をしていると言う。
伊嗣「あ、いやぁ、ははwすいません」
日頃の自分の情けなさが出てきてしまい、
俺はつい足早に立ち去ろうとした。
でもネルさんは引き止めてきた。
ネル「いえいえこちらこそどうもすいません、どうぞゆっくり飲んで下さい。実はちょっとこの公園の界隈でアンケートを取らせて頂いておりまして、これも仕事の一環なんですが、日常、人々がどんな悩みを抱えてらっしゃるか、それをリアルタイムでお聞きするのが目的なんです。と言う事で、あなたにもちょっとアンケートを取らせて頂いてもよろしいですかぁ?」
とあっけらかんと言ってくる。
伊嗣「アンケートですか?」
それから少し付き合った。
でもその時、彼女に対して少し不思議な気持ちが湧いてきた。
なんだか「昔から一緒に居た人」…のようなイメージが湧いてきて、
気づくと自分の事を無性に彼女に打ち明けたくなる。
そのアンケートを取る内に世間話にすり替わり、
やがて悩み相談のような形になっていった。
伊嗣「いや〜なんか済みませんねぇ、初対面のあなたを捕まえて、日頃の悩みなんかをぶちまけてるんですから。許して下さい」
ネル「いえ、構いませんよ。元々あなたを捕まえたのはこっちですからw…でも、そうですか。お仕事のことで今悩まれてるんですね?」
伊嗣「あ、はぁ…w」
俺は、在宅ワークだけではもう今後やっていけない…
というような事を彼女に打ち明けていた。
固定資産税なんかを始め、生活する為の金が出て行くだけで
たかが在宅ワークで稼いだ金は全部尽きてしまう。
いや尽きるどころか赤字なのだ。
すると彼女は…
ネル「そういう事でしたら、良い在宅ワーク用サイトをご紹介して差し上げましょうか?」
と言って、持っていた鞄から
パンフレットのようなものを取り出しそれを俺に見せてきた。
そのパンフレットには
幾つかのネットアドレスが記載されており…
ネル「それ全部、在宅ワーク用サイトのアドレスです。とても簡単に稼げる上、その報酬もかなり高いもの。そんじょそこらにある在宅ワーク用サイトとは全く違いますから、ぜひ1度お試しを♪あ、私のこういったお仕事は全部ボランティアですから、紹介料なんかも頂きませんのでどうかご安心を」
伊嗣「え?そ、そうなんですか…」
アドレスの上にサイト名が記載されており、
そのサイト名の内に知っているものもあったので
一応「信用できる」と思った。
それに無料。
まぁ試してみて損はないとも思い…
伊嗣「ほ、本当にイイんですか貰って?」
とその気になった。
ネル「ええ、どうぞ」
彼女はどこか不思議な感覚を持っている。
彼女とこうして居るだけで心が安らぎ、
何より彼女の言う事を全部信じてしまう。
つまり彼女がそう言えばその気にさせられるのだ。
それと、不思議と恋愛感情が沸かない人。
身内のような感じがある。
ト書き〈どんどん稼げる〉
そしてパンフレットを貰い自宅に帰って、
早速、紹介して貰ったそのサイトで仕事をしてみた。
すると…
伊嗣「ええ?!たったこれだけの仕事でこんなに儲かるのか!?す、すげえ…」
今までやってきたどのクライアントの所の仕事より、
遥かに簡単で遥かに稼げる。
送られてきたメールを横流しするだけで数万円。
ちょこっとキャッチコピーを考えるだけでこれも数万円。
更にYouTubeドラマシナリオやウェブ記事にしても
3000文字程度の文章を書くだけで1本につき、
10万円以上稼げるのである。
ホントにびっくりした。
そして 1ヵ月後。
伊嗣「す、凄い。ほ、ほんとに振り込まれてる…」
俺の銀行口座にその月分(つきぶん)の報酬として
なんと125万円が振り込まれていた。
伊嗣「は、はは…wこ、これならずっとやっていけるぞ」
1ヵ月で100万以上など、弁護士以上の給料だ。
彼女に紹介して貰ったこのサイト、本当に凄過ぎた。
ずっとライティングの仕事をやってきた俺にしてみれば
3000文字程度の文章ならすぐ書ける。
他の仕事も一瞬で終わるのに関わらず
その仕事1つずつにつき数万円から10万円稼げる。
俺の貯金は瞬く間に増えていった。
伊嗣「ハッハハァ〜!最高だぁ〜♪」
もう大喜びで、俺は毎日、仕事をするのが楽しみで仕方なかった。
そして空いた時間は趣味の映画鑑賞や音楽鑑賞。
そして時折り都内まで足を運び、
またお気に入りの公園や空き地を見つけ
そこでゆったりまったり過ごしたりしている。
ト書き〈新しい出会い〉
そしてそんなある日の事。
仕事を終えて気分爽快な俺はまた都内まで足を運び、
公園で自分の時間を過ごしていた。
するとそこへ…
ネル「あら、確か二内さん、でしたっけ?」
とまたネルさんが俺の前に現れたのだ。
伊嗣「あ、ネルさん!」
俺は彼女を見るや否やお礼を言って、
「本当に自分の生活はあの時から一変しました」
という事を何度も伝え、
今の喜びを彼女にも分かって貰おうとした。
ネル「そうでしたか。それは本当に良かったですね」
伊嗣「ええ!全てネルさんのお陰ですよ!本当に、本当にどうも有難うございます!」
ネル「いえいえ、仕事で成功なさったのは、あなたの努力の賜物ですよ♪」
伊嗣「いやぁw」
それから暫く談笑した。
でも俺はその時少しまた悩みを抱えており、
実は最近少し内職の仕事も増えてきて、
商品の実物が自宅に送られてそれを郵便局まで持って行ったり、
書いた記事原稿を製本して印刷し、
それをクライアントの住所まで送るなど、
ちょっとする事が増えていたのだ。
でもそれにしても単純作業ばかりのもので、
それほど時間はかからず、又たったそれだけで
数万円から10万円程度稼げるというのだから
全くやって損はない。
寧ろこれまでみたいな
すぐ消えていくクライアントに比べてみれば、
今契約して貰ってるクライアントはみんな
有難い人達ばかりだ。
そんな事をぼちぼち言いつつ、俺は、
「ちょっと仕事を手伝ってくれる人が欲しい」
みたいな事を言ってしまった。
実はこの時…
「ネルさんがウチに来てくれないかなぁ?そうして手伝ってくれたら嬉しいんだけど…」
みたいな邪な事を少し考えていた。
するとネルさんは…
ネル「そうですか。まぁお仕事がお忙しいのは何よりですね。それでしたら分かりました。ではお1人、派遣の形であなたのご自宅へお伺いさせるようにしましょうか?」
と言ってきて、1人の女性を紹介してきた。
俺はパニック障害が理由で人混みの中に入れなかったのもあり、
それから数日後。
また都内で会った時、同じくこの公園で
裏賀有子さんという割と綺麗な女性を紹介して貰えたのだ。
有子「どうも初めまして♪これからよろしくお願い致します」
伊嗣「あ、どうも、よろしくお願いします」
ネル「彼女にはもう仕事内容を伝えてありますし、あとはあなたのご自宅へ行って、あなたがして欲しい仕事をして貰うだけです。彼女、家事も得意ですので、掃除や洗濯なんかも頼んで大丈夫ですよwね、有子さん?」
有子「ええ♪」
伊嗣「ほ、本当に?」
まるでヘルパーのような事までしてくれると言うその有子さんは、
その翌日から早速俺の家まで来てくれて、
して欲しかったいろんな仕事をこなしてくれた挙句、
本当に掃除や洗濯までしてくれたのだ。
ト書き〈伊嗣の自宅にて数日後〉
伊嗣「いやぁ、ホントにどうも有難うございます♪有子さんみたいな人が来てくれて、本当に大助かりですよ♪」
あれからずっとテキパキ働いてくれている有子さん。
今日も廊下の掃除をしてくれている有子さんに向かい
俺は心からお礼を言った。
有子「いえ♪これがお仕事ですから。どうぞお気になさらず♪そうだ、もしよかったら簡単な昼食なんかも作らせて頂きますので、その時はぜひ言って下さいね♪」
伊嗣「あ、有難う!」
まるでひとつ屋根の下に一緒に住む夫婦のようだ。
そしてそんなある日、俺はまた都内へ足を運び、
公園に来ていた。
すると又そこへネルさんが現れた。
ネル「ウフフ♪最近よくお会いしますね?」
伊嗣「アハハwでも嬉しいですよ僕は♪生活を一変させてくれたネルさんとこうして会えるというのは♪」
それからまた暫く談笑していた。
でもこの時ネルさんは、一言、俺に忠告してきた。
ネル「そうそう、あの有子さん、彼女の事なんですけどね?一応、念の為にお伝えしておくんですけど、どうか気を悪くされないで下さいね」
そう言った後…
ネル「あなたもご存じのように、有子さんはあなたのご自宅へお仕事で行っております。なので、もし心が昂ったりして彼女に対する感情が変な方向に働いてしまい、彼女を自分のモノにしよう…なんて事は思わないようにして下さい」
伊嗣「え?」
ネル「幾ら主従の関係と言っても、ひとつ屋根の下で一緒に居る男女です。あなたに限ってそんな事はないと思いますが、一応、念の為…」
伊嗣「あ、アッハハwなんだそんな事ですかw大丈夫ですよ♪ええ、彼女との間はちゃんと一線保つようにしておきますし、そんな邪な気持ちで彼女に迫ったりしませんよ」
ネル「そうですか。ならイイんですが」
ト書き〈数週間後〉
それから数週間が過ぎた。
俺の貯金は更に増え、もういつでも
次のステップへ進めるように準備が整った。
そう、次のステップというのは伴侶の事。
気立てがよくて優しいお嫁さんを貰い、
本当に俺の実家、このひとつ屋根の下で一緒に暮らしていける人。
そんな人をそろそろ本気で探そうと、
俺は身を乗り出そうとしていたのだ。
有子「あ、伊嗣さん。お掃除、終わりました♪あの、昼食はいつものようにサンドイッチで良いですか?」
今日も有子さんが俺の家に来てくれており、
いつものようにテキパキと働いてくれている。
そんな彼女を見る内に…
伊嗣「(…出来たらこのまま、彼女がここに居座って、俺の嫁さんになってくれたら良いんだが…)」
そんな事を有子さんを見る内に心密かに思い込み、
気がつくと俺は…
有子「あっ、ちょ、ちょっと伊嗣さん!?な、何を…!」
伊嗣「い、イイじゃないか!君、俺の為にここまで一生懸命やってきてくれたんだから、だったらもうこのまま2人で一緒に…!」
そう言って彼女をそのまま押し倒そうとした。
有子「や、やめてぇ!違うの!私そんなつもりでここに来てるんじゃ…」
伊嗣「イイじゃないか!ゆ、有子!オレ前から君の事が…!」
そうして本当に押し倒したその直後、
俺の背後に人の気配が漂った。
思わず振り返って見ると…
伊嗣「え!?…ネ、ネルさん??」
玄関のドアもキッチンのドアも開いていないのに、
そこにネルさんがいつの間にか立っていた。
そして…
ネル「ふぅ、あれだけ言ったのに。あなた、私との約束を破りましたね。彼女には、何があっても手を出さないようにと忠告した筈ですよ?」
伊嗣「い、いやこれは…」
ネル「もう遅いです。私の言葉を軽く聞いたあなたの責任、今から取って貰いますわ」
そう言ってネルさんがパチンと指を鳴らした瞬間、
俺の意識は飛んでしまった。
ト書き〈ベッドで寝続けている伊嗣〉
ト書き〈そして有子が暴力団の彼氏を連れてくる〉
高志「ほう、ここかぁ〜♪なかなかイイ戸建てじゃねぇかwここがこれから俺達の住まいになるんだなぁw」
有子「ええそうよ♪こいつが貯金を一生懸命してくれたから、お金に困る事も暫くはないわ♪私のお陰なんだし、ちょっとは感謝しなさいよ♪」
高志「ああ、ありがとよ♪今まで住んでたボロアパートより、こっちの戸建てのほうが数十倍、住み心地も良いわなぁwへへっwおめえも良い仕事をしてくれたぜw…で?こいつはずっと眠ったままか?」
有子「ええ♪ある人がそういう風にしてくれてね♪こいつはもうずっと眠ったままで起きないんだってwそれにこいつ、両親も居なけりゃ身内も居ないし、天涯孤独の身ながらここは随分郊外にあるし、暫くは誰にもバレずにこの家を乗っ取って生活できるわね♪うまくすれば、このままず〜っとここで暮らせるかも♪」
高志「ああwこいつが寝たままくたばれば、そのままどっかに隠しちまやイイんだしよwここを俺達の住処に出来るぜwへへっwてコトでよぅ、景気づけに愛し合うか?w」
有子「やん♪もうエッチねぇ」
ト書き〈伊嗣の一軒家を外から眺めながら〉
ネル「ふぅ。結局こうなってしまったか。伊嗣はずっとベッドに寝たまま。もう起きる事はないし、夢の中でこれまで通り、異常に稼げるあの在宅ワーク用サイトで仕事をしている事でしょう」
ネル「有子は実はとんでもない悪女で、彼女の彼氏は暴力団の男。伊嗣があんな状態になったのを良い事にして、2人でこの家、乗っ取っちゃったみたいね。ここは郊外で周りに民家はほとんど無いし、伊嗣も天涯孤独の身だったから、確かにこの事が人にバレるのは随分時間がかかるものでしょう」
ネル「私は伊嗣の『人生を変えたい』と思い続けていたその理想と欲望から生まれた生霊。その夢を叶える為だけに現れた。私の言葉をちゃんと聞いて、普通に結婚できる人を探していたらこんな事にはならなかったのに」
ネル「ま、自業自得だね。あの2人は結局、ベッドに寝たきりの伊嗣をずっと放置するだろうから、伊嗣の体が衰弱していくのはもう時間の問題。その余生、夢の中で存分に楽しみなさいな…」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=AWK5jRDtPmU&t=59s
在宅ワーカー 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます