登校したての小学一年生は勉強は楽しいと言っている。いま私が勉強が楽しく感じるのも、その小学生と同じ気分に過ぎないのだと思う。

『七夕はいつも曇天。良いじゃないか。二人の逢瀬を邪魔する必要はないよ』

☆☆☆


 2024年7月7日(日)。11時10分。


 七夕。ばだばた。


 こんにちは。井上和音です。


 「こんにちは。年賀らせです。


 またスマホから打ってますか。もうPCから打つことは無いのでしょうか。スマホだと文字数も分からないし、書くのも遅くなるし。いいことないような気がしますが。ごろ寝しながら書くと。もうそうなったと。ノートに単語をファイリングしていくのが楽しいなあとそういうわけですか。


 多分、それが楽しいなあと感じるのは、小学一年生が初めて学校に行った時に『みんな世間では勉強いやいや言ってるけど、普通に楽しくねえか?』と思う、言うなればビギナーズラックの楽しさだと思いますけれどね。


 もし続いたとしたらヤバい人間になれる第一歩なのかもしれませんが。井上さんにそんな能力があるとは思えませんねえ」


 正直に言うと、記憶力が悪すぎて本を読んでもなんのこっちゃ分からないのだけど、本を分解して、登場人物とかノートに取ってみて読んでみたら意外と色んな本が読めるようになるのかもしれない。


 ただ、もちろんそうで、誰でも分かっていることだけど、手書きで書いているので一日の進み具合は非常に遅い。ルーズリーフのファイルも何故か2冊あるので、青いほうには手書きのメモライズ的な、まさにノートだけを。赤いほうには、インターネットから拾ってきた勉強に有益そうな情報を出力して、要は教科書として使っている。


 高校数学の美しい物語とか。あとなんか学研グループで高校物理とかも網羅しているサイトもあるらしい。今まで本を買ってきた意味は一体なんなのさ。そもそもがプリンターを買ったのが昨年の12月でほとんど稼働していなくて、ただの洗濯物の物置になっていたけど、ノートで単純に勉強を始めたらプリンターの活躍は待ったなしで全力フル稼働することになった。


 ただ、印刷しただけじゃなんも頭には入っていないので。凡人は頑張ってさらさらと書くしかないのだなあ、と実感している。記憶力が良ければノートをとる必要性なんて皆無なんだろうけれど。


 「ところで何を勉強したのでしょうか。中国語のHSK1級を写経したあとは何をしましたか?」


 建築知識2024年7月号。中国建築の歴史的推移。


 なんか中国中国ばっかりやってるような感じがあるけど、たまたま中国ばっかりと言うだけであって、中国大好きとか中国に肩を持ちますとか、そういう話ではない。


 アラビア語も少しやったけど、アルファベットでまず充分に難しい。やれればコーランとか写して記憶していきたい。


 なんかすごい人に成れそうな気はする。ちなみに税法まとめようとしたあと、あまりにテキストが多すぎたために、また元のファイリングに戻して、なんの意味もない作業をしてぐったりして、今は寝ている。


 国税庁のサイトからたまたま見つけたのだけど、あれをルーズリーフのノートに入れたら、ただの教科書になってノートの意味が無くなるので、ファイリングするのはやめた。


 また一つ賢くなりました。ノートは手書きのノートだけ集めたほうがいいよ。多分。あと一つの分野に固執したら、その一つの分野を書き続けて一生が終わりそうな気がするので、程々にしておいたほうがいい。アラビア語だけで10年くらい掛かると思う。


 無料で出来るまだ楽しげな趣味となるのかもしれない。なんかずっとスマホで打っているので、もういのうえクロックは機能していない。いのうえクロックを起動するその時間が勿体なかったのかもしれない。


 続かない習慣は続かないものだなあと思いながら。続いてる習慣が続いたらどうなるのかなと、少し楽しみはある。


 何が正しくて何に向いていて何が続くのなんて自分でも分からないものなのですね。


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