天水は 夏を告げよと 鳴り響く 恋五月雨も 天から地へと 

てんすいは なつをつげると なりひびく こいさみだれも てんからちへと


5月の朝、目が覚めると目障りなあの雨音が。

ついこの間まで、雨ではなく雪が降っていたのにもかかわらず。


___ああ、もう夏が始まるのか。


そして、一年前、恋した景色は消え失せる。

まるで、天にいた氷の結晶が、地へと落ちるようにと。


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