不甲斐な浄土
安寧の地を求め彷徨う懸想の魂は終わらぬ探求と眠れぬ日々を過ごしていた。
不甲斐ないことに人類は進歩の名を借りて曖昧な繁栄を繰り返す。
だが、地球はそうとは限らない。
たゆまぬ自然循環により生命活動を維持している。何故、自然は許されているのか。
食欲、性欲、睡眠欲…生物の三大欲求は無論、他の動物達にも課せられている。フォビアとフィリアに類似した劣等感を神々から感じざる逐えない。人類と彼等の不一致を捜す手掛かり。
神の
それが人間の
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