タイトル[聖女がいなくなって滅びる国の何も知らぬ国民たち]

絶望を超越するもの

タイトル[聖女がいなくなって滅びる国の何も知らぬ国民たち]

「号外だーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

号外だーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


そう言われて国全体にとある内容の新聞が配られた

そうして一人の人物は拾って言った


「これはなになに?これは!」


そこにはそう書かれた

聖女様「ムートン・サーシャ」国から出て行くと


「それはつまりどうゆうことになるんだ!」


「聖女様がいなくなるとこの国を魔物から

守る結界がなくなって結果この国が滅びるよな?」


「そうだよなじゃあじゃあ今過ぎにこの国から出ないといけないよな!」


「今すぐに家に帰ってこの国から脱出の準備をしなければ!」


「いやでもこんな事が本当に起こるのか!」


「いや起こるはずがないよな!」


「ならこれは誤報なのか!」


「いやだがこんな誤報をするものなのか!」


「だがこれが誤報である確率と聖女を国から追放する

確率で言ったらどう考えても誤報である確率の方が圧倒的に高いぞ!」


「そんな事があり得るのか!」


「そもそもどっちも可能性としてあり得るのか!」


そんなふうに国全体は混乱に落ちた

そして国から逃げ出すもの誤報だと思って残るもの

混乱してわけがわからなくなるものと色んな存在が現れてそして時が来た


「ああ魔物の大群だ!」


そこには地平線一帯を埋めるほどの魔物の大群がいた


「終わりだ!」


「いやまだ今から逃げれば間に合うかもしれないだろうが!」


「いやもうここにき


そう言って彼は透明な何かに殺された


「なに


殺された


「うわーーーーーー


殺された


「助けてくれるーーーー


殺された


「お母さ


殺された


「お父


殺された


「私の子供を返


殺された


「何故聖女様は


殺された


「これが私の人生の結


殺された


「なんでだなんでこんな


殺された


「ふざけるなこんなこんな


殺された


「理不尽だ聖女様は


殺された


そして彼らが現れた


「我々は王国騎士団だぞ魔物に負けてたまるか!」


「俺たちは冒険者だ魔物なんぞ普段から

たくさん狩っているんだこんな大群倒してみせるさ!」


そして地平線の向こうから魔物の大群が国を覆い隠して

それが見えるようになった時にはそこには人間の姿は一つとしてなかった

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