タイトル[最低の誕生日]

絶望を超越するもの

タイトル[最低の誕生日]

テーブルに置かれた誕生日ケーキに空魚の大好きな寿司にサラダとハム

電気の消えたリビングを1と言う数字の書いた蝋燭と

5と言う数字の書いた蝋燭の明かりだけが照らしている

八手と薔薇丸と姫次の四人でケーキを取り囲むように座っている


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「Good morning to you,Good morning to you,
Good morning, dear children,Good morning to all.」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


四人の誕生日を祝う盛大な歌声が夜空に響く

皆が皆どこか狂気的と言っていいほどに笑顔の中で彼は言う


「さあ空魚様誕生日ケーキの蝋燭の日を消してください」


そう言われて空魚は誕生日ケーキの蝋燭を手で消した

そして蝋燭の火は全て消えてそれを見た皆が拍手を送る

光源が消え世界の光景は不明瞭となった


「それじゃあいただくとしようか」


そう彼が言うと四人は言った


「「「「いただきます」」」」


そして四人は無言で豪勢な食事をとっていくそして


「「「「ごちそうさまでした」」」」


そうして四人は言って皆は言った


「「「「「「「「「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」」」」」」」」」


そして四人が無言で皆に喰われて行く

そしてそこには皆の死体の山が出来上がった

これが未だ語られる事件[最低の誕生日]である










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