新入社員・新大学生に贈る言葉

雨宮 徹@クロユリの花束を君に💐

新入社員・新大学生に贈る言葉

 みなさん、こんにちは。もうすぐ2024年の5月も終わりますね。今年、新入社員になった方、新大学生になった方どちらも、2ヶ月が経ったわけです。感想は人それぞれだと思います。



 新しい世界に飛び込むと、色々なことがあります。良いこともあれば悪いこともあります。今回は人生の少しだけ先輩として、アドバイスをできればと思います。



 まずは新大学生の方へ。厳しい受験戦争をくぐり抜けて今の大学に入学したわけですが、どのようにお過ごしでしょうか? 勉学に遊びと様々だと思います。どちらも大切です。


 中には一流大学に行きたかったのに、叶わなかったという方もいるでしょう。実力の問題ではなく、金銭問題だったりの話です。特に私立の場合は。そんな時、大学4年間をどう過ごすかが重要です。


 目標と違う大学に入った場合、「自分はこんなところで終わるのか」という考えを持つ方がいます。そんな人は、その考えを捨てましょう。学歴がすべてではないです。人間として完成されるかに、学歴は関係ありません。


 大学に入った理由は何でしょうか? みんなが通っているから? 就活のため? どちらも違う、というのが持論です。大学は勉強のために行くものです。高校生活で興味を持った分野をとことん研究するための4年間です。


 4年という貴重な時間を費やすのですから、有効活用しなければなりません。大学という機関は一流か三流かに関わらず、うまく使えば得られるものは一緒です。希望の大学へ行けなかった方は使い倒しましょう。



 次に新社会人の方へ。まだ研修中の方もいれば、すでに配属された方もいると思います。今回はすでに配属されている方へ贈る言葉です。


 ここ数年、若者の離職率が高いと話題ですね。その要因の一つに「思っていたのと違う」というものもあるでしょう。人によっては「希望の部署に配属されなかったから」という理由もあるでしょう。


 「入社したらブラック企業だった!」という方は家族や知り合いに相談しましょう。ブラック企業の基準はあいまいです。もしかしたら、入社したてだからこその就活時とのギャップかもしれません。いきなり辞めることはおすすめしません。少なくとも人生の先輩の話を参考にしましょう。


 今度は希望場所に配属されなかった方へ。それを理由に会社を辞めるのはおすすめしません。不本意かもしれませんが、会社とはそういうものです。もし、会社を辞めて、転職したとして、果たして新しい会社で希望の部署に配属される可能性はどれくらいでしょうか。


 どの会社にも人事異動はあり、希望を出せばいつか叶うかもしれません。逆に希望部署に配属されてウキウキだったのに、異動で自身にとってイマイチな部署に配属される人もいるでしょう。どちらにせよ、常に希望が叶うわけではありません。会社とはそういうものです。給料を貰い、大人になった以上は折り合いをつけることを学びましょう。




 こんなところでしょうか。少しだけ人生の先輩としてのアドバイスでした。まとめると下記の通りです。

・大学は研究機関。使い倒せば一流と三流の差はない

・学歴がすべてではない。人間として魅力的になるかは、別問題

・ブラック企業だと思ったら、まずは家族に相談を

・希望の部署に配属されなくても腐らない。

・給料を貰うということは、社会人として認められたということ。真の大人になるには折り合いをつけることも必要



 人生は長いです。人生100年時代です。新社会人や新大学生の方はまだ80年は生きることになります。長い目で見ましょう。人生の5分の1が終わっただけなのですから。



追記

 新社会人のみなさん、雑務をこなすのも大事です。私は入社したての頃「この資料、シュレッダーしといて」と指示されたことがあります。私は「そんなこと、自分でやれよ」と思って適当にやっていました。その時、別の40代の課長に言われました。「漫然と雑務をするな。そのシュレッダーだって、立派な業務だ。シュレッダーする前に、チラッとでいいから内容を見なさい。今、どんな案件が動いているか勉強になるから」と。それ以来、業務の見方が変わりました。中には(語弊があるかもしれませんが)どうでもいい雑務もあります。そこは各々で見極めましょう。

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