第22話 ミコアイサ?
鳥シリーズ。
今日は強風の上、雨は降るし、寒いしで、歩くの断念してたけど、午後から曇りになったので、すきを見て歩いてきた。けど日暮れ近かったせいか、いつもより鴨の数が少なかったなぁ。
今日出会ったのは、カルガモ、カラス、カルガモ、白鷺、カラス、カルガモ、カラス、カルガモ、カラス……カルガモとカラスしかいないじゃん!
と思ってたら……あの子だ! 頭が黒い! 体が灰色で鴨よりちょい小型。
そう。この前さわいでたカワアイサらしき鳥です。今日は写真は撮れなかったけど、肉眼でバッチリ見た。近くにメスらしき同サイズの鳥がいて、それは全体に茶色っぽく、頭も茶色。頭の黒いほうはクチバシのさきまで黒かった。それに、クチバシが細い。両方とも、鴨よりシュッとした体型。たぶん、カワアイサで間違いない。
ところで、去年の一月ごろに撮った鳥の写真を見つけたんですよね。
いっぱい群れてたので、なにげに撮ってたやつ。画面の右半分にいる七羽は全部カルガモ。
おっ! ここにもカワアイサ〜
頭の黒い子がどまんなかにいる。
(同じような子が白鷺と真鴨のあいだにもいる)
そばにいる白いのは白鷺ですね。ブレててわかりにくいけど、これと同じときにもう一枚撮ってるやつには、バッチリ白鷺が写ってるんで。
ところで、この一番左側の上。謎の子がいますよね? 頭が白い?
も、もしや、これは……ミコアイサでは?
ミコアイサはカワアイサの色違いみたいな鳥ですね。アイサ族。
オスは頭から首、胸が白く、背中は茶色やグレー。目のまわりが黒く、パンダ鳥とも呼ばれてる。目のまわり黒いのはメスも同じだけど、こっちもメスは全体に茶色。
写真小さいけど、ドアップにして見てください。なんとなく、目のまわり黒いですよね?
ミコアイサと同じくらいの大きさだから、やっぱり頭黒い子はカワアイサなんだろうな。
鳥の世界では基本的にオスは派手。メスは地味。
なんだけど、じつはオスが派手なのは繁殖期だけだったりする。真鴨のオスが緑なのは冬だけ。夏はメスと同じ茶色の羽に生えかわるんだそうだ。繁殖しないときはメスの気をひかなくていいから、地味なほうが天敵に狙われにくい。
カワアイサのオスも夏は茶色になるらしい。
クジャクもオスだけ派手なのはメスをひきつけるためだし、鳥の世界では派手なオスほどモテるんですね。
そういえば、真鴨とカルガモの混血が自然繁殖することがあるとか。マルガモというんだそうだ。どっちがオスメスなのかわかんないけど、カルガモのメスが地味な自分たちのオスより、派手な真鴨くんに惹かれたんじゃないか……そんな気がする。
https://kakuyomu.jp/users/kaoru-todo/news/16818093074051500882
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