MY自主企画参加作品・私の選ぶ名作ベスト3

夢美瑠瑠



 それなりにたくさんの小説を読んできて、若い頃には「今年読んだうちのベストONE」とか日記にメモしていたりしていたこともある。

 で、今まで読んだうちで、とは、考えたことなかったが、今思いつくベスト3を、オリンピック形式で発表してみます。

 

 銅メダルは・・・













「ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』」。


 これは、ヘッセのノーベル賞受賞作。数ある青春小説の名作のうちでももっとも瑞々しくて典型的な、そうして悲劇であるのも珍しくて印象的。

 「シッダールタ」も、ブッダの伝記ですが、やはりヘッセらしい透明感?精神的な感じが魅力だと思う。



 銀メダルは…



















 オルダス・ハクスリー『すばらしき新世界』。


 これは、イギリスの作家のSF。すべてが合理的に計画された未来の社会システム。赤ちゃんはすべて試験管ベビーで、工場の部品のように生産される。

 休日にはソーマという夢の物質を飲んで、みんな休息をとる。

 が、その試験管にアルコールが混入した赤ん坊が生まれて…?


 これはだいぶ前に読んだもので、あらすじもあいまいですが、感動が大きかったので、その名作感が記憶にあります。



さあ、金メダルは…


















ええと













 景山民夫『ティンカーベルメモリー』。


 これも20年くらい前に読んだ。ストーリーはいろんな次元の時空間が錯綜していて割と複雑。ですが、面白くて感動的で、結末では号泣してしまったのです。ベースには「幸福の科学」という、作者の信仰する新興宗教の教義があるのですが、料理の仕方が鮮やかで、この人らしい才能のキラメキがあります。
















やはりボクは、瑞々しいピュアな、そして、significantで「いい話」が好きなんだと思います。


 感動しなくちゃ小説じゃない!











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MY自主企画参加作品・私の選ぶ名作ベスト3 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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