邪な錬金術師
『錬金術で好みの男を作って、弟子にする!』……これ、は……
「掃除中に私の研究ノートを盗み見とは感心しないな」
いつの間にか隣にいた師匠は、優しく笑っていた。怖がる俺に、師匠は悲しそうに笑った。
「私は、愛が欲しかっただけなんだ……」
速攻で、師匠を抱きしめた。
(弟子、チョロいな)
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