酒盛り
そろそろか。縁側に腰掛けて、涼しんだ。空は、綺麗な夕焼けだ。もうすぐ、日が落ちる……人気はなくなり、この世ならざる者が出てくる時間だ。ふと、隣に目を向ける。不定形の黒いモノが、いた。
「お、来たな。呑むだろ?」
いつもの様に一升瓶を掲げると、黒いモノは嬉しそうに身体を揺らした。
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