冷酷
「ずっと一緒にいようね」
友達にそう言われて、共に屋上の淵に立った。
「世界にいるの、私達だけみたい」
友達は泣き腫らした目を、こちらに向けて笑った。そのまま私の手首を掴み、ゆっくり、空中へと歩む。
私は思いきり、手を振り払った。
想いが通じ合ってるなんて、一言も言ってないから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます