第2話写真

僕は自分のスマホのアルバムを見て、クスクス笑っていた。

嫁さんが近づいてくる。

ヤバいっ!と思ったらスマホを取り上げてられた。

「この写真どうしたの?」

「えッ……」


写真には僕の尻が写っていた。

「誰のお尻?」

「僕」

「誰が撮ったの?」

「子供」

「あんた、歳を考えやぁ〜!子供じゃないんだで」


危なかった。アルバムには大事なワンショットがある。

息子がトイレで気張る写真があるのだ。

あれを見るたんびに笑える。


ちなみにこの、尻写真、同級生にことあるたびに送りつける。

向こうも半ケツ写真を送ってくる。


僕はアラフィフになるのに、何をしてんだろ?

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