黒白鳥の子
ぜろ
第1話
「まったくめげないものだね、あの女も」
「きゃははははっでもそのお陰で毎日粛清し放題だから良いじゃないっ」
「そ、そうだね……私たち良いことしてるんだもんね」
「必要悪法、まったく良い法律だよ。千条目に相応しい」
きゃははははっと声が聞こえる。
路地裏で響いている。
そこに黒い何かが落ちてくる。
それは拳銃だった。
オートマチックであることぐらいしか分からない、それ。
ぱぁん
破裂音と共に、談笑していた一人が倒れた。
その腹からは血が流れていた。
そして『事件』は、始まらなかった。
『偶然』が、始まった。
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