比較。学校編

自分と他人の比較。

私はそれが一番つらかった。


勝手に他人と自分を比較してしまい、自己嫌悪に陥ってしまう。


――――――――――――――――――――


一番他人と自分を比較してしまっていたのは学校に通っていた時期だった。

あの頃の私はまだ中学生で、学校には色々人が集まっている。

その中で一番気にしてしまうことは、学力。

私は学力が低かった。


ある日、数学の授業で単元の問題を解いたり、教えあったりする時間があった。

この日やっていた単元は、私にはとても難しく、全ての問題を解くのには30分以上かかった。


でも、周りの人は私よりも先に全ての問題を解き、教え合いなどをしている。

特に同じ班の人たちは解くのが速かった。

(班というのは、6人グループのこと。)


私は焦り、その焦りのせいで小さいミスをしてしまい、他人と自分を比較し始める。


みんなはすらすらと問題を解いている。

でも私は、全く解けていないし、理解すらできていない。


次第に自己嫌悪が押し迫ってくる。


予習しておけばよかったのに。

スマホいじってないで、勉強しておけばよかったのに。


自己嫌悪の次には、違う何かが押し迫ってくる。


私は勉強するために生まれたんじゃない。

なぜ勝手に生まされ、勉強させられ、自分のやりたいことよりも勉強を優先させるような教育なのか。


私はなぜか、違うモノに感情をぶつけてしまう。

問題を解けない言い訳のようなものを、ずっと考え続けてしまう。


こんな自分もいやだ。

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