宅飲み

紫閻-sien-

A 「おい もう酒が無いぞ」

人の家だというのに 勝手に冷蔵庫を開け不満そうに言うA


B 「ん? 酒 足りなかったか

ていうか 人の家の冷蔵庫 勝手に開けるなよ」


A 「ゴメン ゴメン なあ 俺まだ飲み足りないし 買ってきていいか?」


B 「いや 俺が行ってくるよ

お前は お客さんだから座って待っててくれ」


Aを伴い部屋に戻らせ座らせ テーブルにあった財布を持って玄関に向かう


A 「そうか じゃあ お言葉に甘えて

ついでに何か食べる物も頼んでいいか?」


持ってきたカバンから財布を出し

靴を履こうとしているBにお金を渡しに行く


B 「なんでもいいか?」


A 「ツマミ系と カップ麺頼む もしあれだったらお前の好きな物も」


B 「OK じゃあ 行ってくる」


そう言い外に出る


《数十分後》


コンビニで買い物を終えたB 帰り道を歩いていると

1本の電柱に目が止まる そこにはお供えの鼻が置いていた


(そういえばココ 事故があったんだよな )


そんな事を思いながら家路を急ぐ


B 「酒と食べ物買ってきたぞ」 ドアを開け 部屋に向かう


A 「おう おかえり」


帰ってきたBの顔をじっと見つめニヤつく


B 「どうした? 俺の顔に何か付いてるか?」


A 「どうしたも何も 買い物の帰りにナンパかよ やるな」


B 「お前 何言ってんだよ」


振り返ると女がピッタリ寄り添うように立っていた

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宅飲み 紫閻-sien- @sien702

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