第5話 高校生になって最初の休日

ビビッビビッ

「うるさい!静かにして!」

そう言って僕は目覚ましに手を叩きつけてまだ眠い目をこすりながらベットから起き上がり伸びをした

「さて、朝ごはん作りに行きますか!」

そう言って僕は朝ご飯を作るためにリビングに降りて行った

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ビビッビビッそんな大きな音と枕元に置いてある目覚ましからピピッピピッと音がして私は目を覚ました。すると、誠の部屋からドアを開ける音とリビングに降りていく音が聞こえてきた。それで私は誠が無事一人で起きれたことがわかったのでもう少し寝ることにした。

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リビングに行った僕は冷蔵庫を開けて、中身を見てびっくりした。何と冷蔵庫の中身がほとんどすっからかんだったのだ。でも、卵とウインナーは辛うじて残っていたので、ウインナーと炒り卵を作ることにした。作り終わったあと、お米を温めてインスタントの味噌汁を作る前に優ちゃんを起こしに行くことにした

優ちゃんの部屋の前についた僕はドアを開けて起こしに行くか、外から起こすか迷ったが、流石に幼馴染とはいえ部屋に入るのは気まずいのでドアをノックして

「優ちゃん、朝だよ。起きてー」


「うぅーん?」眠そうな声がした


「朝ご飯できたよー」


「わかった。もう少ししたら行く」


「朝ご飯に昨日カレー食べるー?それとも、お味噌汁にするー?おかずはウインナーと炒り卵だよー」


「じゃあ、お味噌汁」


「はーい」

そう言って僕はリビングに行った

しばらくして、優ちゃんがリビングに来て朝ご飯を食べ始めた

「「いただきます」」


「そういえば、さっき冷蔵庫見たらほとんど何も入ってなかったから買いに行かないと行けないね」


「そうね」


「いつ行く?」


「夕方かな」


「わかった」

そして、僕達はご飯を食べ終え、夕方までのんびり過ごすことにした。

「優ちゃん遊ぼ」


「いいよ、何する?」


「将棋」


「やだ」


「えー、何で?」


「だって、誠将棋だけやけに強いじゃない」


「今日はやってくれるかなーって思ったのに」


「残念だったわね」


「それじゃあ、これは?」

そう言って僕はミニゲームがたくさんあるゲームソフトを取り出した

「いいよ」


「やったー」

そうして、僕達はお昼ご飯までオセロ、UNO、ババ抜き等々で遊んでいた

ちなみに結果は僕の惨敗だった。優ちゃん強すぎる

「そろそろお昼ご飯にしない?」


「いいね」


「カレーでいいよね?っていうか、カレーしかないけど」


「うん」

僕達は昼ご飯を食べ終え、少ししてからショッピングモールヘ向かった

その道中で

「優ちゃん何であんなにオセロとか強いの?」


「あぁ、誠がわかりやすいからね」


「ヘ?」


「オセロだったら、序盤がうまくいって勝ったつもりになっても端を取られて負ける、ババ抜きだったら最後の2枚になって私がジョーカーじゃない方を取ろうとすると、目が泳ぎはじめるとかね。まだまだあるわよ。」


「ま、まだあるの」


「聞きたい?」


「いや、遠慮しとく」


「でも本当に、将棋するときだけ誠強いのよね。何考えてるかわかんないもの。」


「フッフッフ、僕はね先を読んでるんだよ。

僕がこう指したら、多分優ちゃんはこう指すだろうからそうなるとまずいから、やっぱりこうしようかなって」


「何か誠にドヤ顔でそれ言われると少し腹が立つわね」


「フフーン」


「よし、決めた!」


「何を?」


「誠にする嫌がらせを」


「今から謝ったらそれって無くなったりする?」


「なくならないわよ」


「えっ、マジ?」


「マジよ」


「土下座しても?」


「無駄よ」


「oh…」


「誠がどんな顔するか楽しみだわ」優ちゃんは小悪魔のように笑う

「ハ、ハハハ ナニサレルンダロータノシミダナー」僕はひきつった顔で笑う

そんなことを言ってるうちにショッピングモールに着いた。

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こんにちは作者の赤枝楓です


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