第5話
「ねぇ、星波。パンチラやめなよ」
智栄美がわたしにまた注意してきた。
「ありがとう。でもね、やめない」
「どうして?どうしてパンチラにそこまで
こだわるの」
智栄美が不思議そうな顔をして
食って掛かってきた。
「小学生のころね」
「ウン?」
「わたしの好きな子によくパンツを
めくられてたの」
「フーン」
「わたしはね、男の子たちにみんなに
幸せそうな笑顔になってほしいの」
「そう、でもね、星波、アンタやっぱりまちがってるよ」
そこに康介がやってきた。
「よお」
「あら」
わたしは康介さんのところに行こうとしたの。
「智栄美、まった?」
「ううん」
智栄美が康介さんと手をつないで
行こうとしたの。
「康介」
「悪くおもわないでね。康介さんわたしのほうが
いいって」
智栄美はそう言い残すとわたしをひとり残して
去って行ったの。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます