第13話 海賊船ホテル
レイン:
【ここで休んでもいいか。セーナの魔力の回復のために】
セーナ:
【レインさん、ありがとうございます。こんなのに
二回も使ってしまって】
ゼスト:
【こんなのにって、そんな〜】
ゼストのせいでもあるんだから、それは仕方ない。
この宿屋大丈夫か?あの海賊戻って来ないか?
店主が小声で、わずかに聞こえる程度の声で、
店主:
【あの〜よろしかったら知り合いの宿屋、紹介いたしましょうか?実はその宿屋ちょっと事情がありまして海賊に知られてないんです。これ秘密ですよ】
レイン:
【事情ってのが気になるが、お願い出来ますか?】
ゼスト:
【おい、信じていいのか?この店主ちくったら意味ないだろ?】
レイン:
【お前が言うな!!ここよりも安全なのは確かだ】
セーナ:
【すみません、私の回復のために】
レイン:
【回復してくれると俺達も助かるから。何も気にしないで。それとセーナは回復系も攻撃系も合わせて何回くらい使えるんだ?】
セーナ:
【そうですね、レベル8くらいでレベルごとに3〜5回くらいですね】
ゼスト:
【さっきの俺が食らったのは?】
セーナ:
【あれね、レベル2。解除してやっただけありがたいと思えよな!!】
ゼスト:
【………】
レイン:
【店主、とにかくその宿屋を紹介してくれませんか?お願いします】
店主:
【解りました。連絡しておきます。こちらの地図をお渡しします】
……………………………………………………………
ホテル?これって、海賊船じゃないか!!
ゼスト:
【騙しやがったな、あの店主!!】
レイン:
【ちょっと待て、これは?なるほど!!】
セーナ:
【考えましたね!!これは安全かも】
ゼスト:
【二人して何だよ、解らないっての!!】
レイン:
【海賊船ホテルだって!!まさか船がホテルにって考えないだろ。普通】
セーナ:
【中も綺麗!!豪華〜、レインさんウェルカムドリンクもありますよ】
ゼスト:
【こりゃ、高いんだろうな〜】
レイン:
【!!!!!】
セーナ:
【!!!!!…】
ゼスト:
【何だ、どうした?二人とも?】
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