第9話サッカー

公園の広大なる芝生の上で、飲み物とサッカーボールを持って、ボールのパスの練習をした。

息子が小学校で、サッカー活動をしていたからだ。

僕はサッカー部出身……ではなく弓道部。

息子とボールを追いかけて意地になって、ボールを奪う。

息子も頑張る。

そして、ボールを僕は奪うと、右足がボールの真上にきて、派手に転んだ。

激痛がした。


そして、休憩して2人でジュースを飲んだ。

派手に転んだ時に息子は大笑いした。後日、整形外科に行くと、腰の骨を圧迫骨折していた。

入院した。

2週間入院して戻ると、

「パパ、サッカーで骨折して入院!アハハハ」

「馬鹿者!パパは痛かったんだぞ!」 

「今度は、キャッチボールしようよ」

「うん。サッカーは好かん」 

「だろうね。骨折パパ」

息子にとって、人の不幸は蜜の味なのだ。

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