嫌いな作家

エリー.ファー

嫌いな作家

 誰にも言えない秘密がある君が好き。

 窓に見える。

 君の顔が窓に見える。

 どこかに通じているわけではない。

 ただ、外が見えるだけ。

 たったそれだけの君。

 君が好き。

 さようなら。

 オウ、ベイビー。

 誰よりも君が好き。

 本当に、君のことを思ってる。

 何も夏ってだけじゃない。

 愛を抱えたい。

 君のこと、愛していたい。

 さようなら。

 このまま、切ない顔の君と一緒にいたい。

 恋に恋していたい。


 罪に何を見る。

 このままここで。

 生きていくのならば。

 何を正義と呼ぶのでしょう。

 いずれ、世界を変えるなら。

 グラスの中に閉じ込めてみましょう。

 化け物と一緒にいたい。

 何もかも祭りに変えるようなテンションの魔法を下さい。

 

 このまま、少しだけ。

 君といた時間を。

 どうか、思い出に。

 美しければなんだっていいの。

 本当に、何だっていいの。


 脳味噌を下さい。

 かき混ぜてから下さい。

 一つではなく。

 一リットル下さい。


 他ではない。

 

 事実ではない。


 真実ではない。

 

 情報戦だから諦めて下さい。

 何もかも久しぶりです。

 ここで踊っていたい。


 このまま何もかも忘れて花の中に捨てて下さい。


 明日を変えてよ。

 忘れかけた。

 あなたと恋人の物語。


 雲の中には、何が住んでいるの。

 さぁ、始めましょう。

 この胸には何もないよ。

 ただ、寂しい思いだけがやって来て。

 全部、捨て去っていくんだ。

 残ったのは僕一人さ。

 

 あれは、戦い。

 勝とうぜ。

 何もかも捨てて行こうぜ。

 さぁ、勝つ。

 勝つ。


 殺されるぞ。

 絶対に殺されるぞ。

 まずいぞ。

 死にたくない。

 死ぬ。

 死ぬ。

 死ぬ。

 蹂躙される。


 何もかも下品だ。

 しかし。

 それがいいという話ではないか。

 打ち崩すしかないのだよ。

 君にとっても、僕にとってもね。

 何か勘違いしているようだが、意味なんてないのだ。

 僕の知っている通りの言葉なんて、何の価値もない。

 君が嫌っているのは、夏だろう。

 初も秋も来ないような夏だろう。


 さぁ、意味のないことをしよう。

 そのまま死ねるなんて最高じゃないか。

 

 バカだろう。

 この演出、考えたやつ。

 絶対にダメだろ。

 これ、アウトだって。

 いつか、滅茶苦茶怒られるぞ。

 本当に、大丈夫かな。

 いや、大丈夫そうじゃないな。

 この時のカット凄すぎるんだよな。

 なんで、こんなことできるんだよ。

 分かるけどさ。

 ここでこの絵が欲しい。

 で、このタイミングでこの動きがあるといいよね。

 で。

 正直、エロ過ぎてない。

 これが、最高。

 何もかも、最低。

 しかし、完璧なブランディング。

 そして、誰も文句が言えない空間の作り方。

 宗教だよ、もはや。

 でも、このバカ騒ぎのために生きてるんだよ。

 そうだろ。

 リミッターを外したいわけじゃない。

 間違ってる。

 リミッターを持った上で滅茶苦茶やる。

 滅茶苦茶やりやがる、といかに思わせるか。

 どうせ、わかりゃしない。

 やらせなんて。

 最初から仕込んでるかどうかなんて、どうでもいい。

 その上で。

 本当に好き勝手やる。

 分かった風をどれだけ引き連れて、そいつらに責任をいかに押し付けながら振舞うかがすべてだろう。

 水浸しにしてもいい。

 下ネタに溺れても良い。

 セクシーでもいい。

 エロ過ぎてもいい。

 品があるように見せかけて。

 下品そのものをぶち当てるのが一番最高。

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