講談三国志演義@らかちゅうさん

こうめい@なるぱら

第0話 ご挨拶

司会「本日より人気?講談師のらかちゅうさんによる三国志演義の一席を皆さまに楽しんでいただきます。公演に先立ちまして、らかちゅうさんよりご挨拶をお願いいたします。」


まことに光栄でございます。皆さま方、本日はご多用中のところをこの三国志講談の会の場にお運びいただき、まことにありがとうございます。講談師のらかちゅうでございますがご存知でありましょうか?

あ、ご存知ですか、それはそれはありがとうございます。

あ、ご存知ない?それはそれでありがとうございます。

そんな名も知らぬ講談師の長話にお付き合いいただく気になっていただいたとは、誠に光栄でございます。三国志といえば光栄でございますから。


この講談師らかちゅう、生まれ育ちは日本の国でございますれども、幼き頃より中国の歴史や文学に心酔し、特に三国志の世界に魂を奪われてしまいました。

三国志演義は、中国の名著の中でも最高峰の傑作と仰がれ、千年以上の時を経ても色あせることのない不朽の名作でございます。


さて、忘れてならないのは、さだまさし氏による「落談まさし版 三国志英雄伝」との出会いであります。今日の私めを語るうえで欠かすことのできませんが、語り始めますと本題に入らずして皆さまお帰りの時間となりますので、また機会とさせていただきます。

この講談を通じてまして、皆々様に三国志の世界を味わっていただきたく存じます。英雄たちの喜びや悲しみ、栄光と挫折を、私の語りで心に刻んでいってくださいませ。


なお原文を尊重し、なるべく忠実に翻訳したものを私めが講談に仕上げております。

また、途中で正史や余話などの挿入や解説なども付け加えさせていただいておりますゆえ、少々冗長となってしまいますことをあらかじめご了承いただきますことお願い申し上げます。


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