正義とは何か、教育とは何かを真正面から破壊しに来るディストピア作品。読み進めるほどに「これは間違っている」と言い切れなくなる恐ろしさがある。欠陥人間対処法という名の下で行われる排除は、極端で残酷だが、同時に現実社会の延長線上にも思えてしまう。不快で、重く、考えさせられる。
いじめという難しいテーマに果敢に挑んだ作者さんに感謝の気持ちを込めて、レビューさせて頂きます。タイトルにもなっている、インパクトのある法律ができた設定のSF作品。色々な立場の人の視点で、この法律から生まれる影響を描いています。決して、1つの視点に縛られずに冷静に世界の変化を綴る技術に嫉妬さえ覚えてしまいました。文体も読みやすいので、強くオススメします!